冴羽リョウの正体がわかる過去話は泣けると思う。
まさか育ての父親にエンジェルダストを打たれてるとは思わなかった。
今日は、シティーハンターネタです。
(;´Д`) 「作中で最高の名言は何か?」って感想。
これは、ラスト付近で冴羽さんと海原の闘いが始まる前、
リョウVSミックの最中に、海原が香に言ったセリフかな・・。
香の
「そんなにリョウが憎いのか。どうして息子を憎むの!」
って叫びに対しての返し。
「人が人を愛するのに、理由なんてない」
「それと同じだよ」
「愛も憎しみも、同じ感情だ」
ってやつ。
(;´Д`) なんか深いなー、って思ってしまったよ。
冴羽さんと海原の最後の会話いわく、
海原は戦争のせいで気が狂ってしまったけど、
海原がリョウにぶつける憎しみの裏には、
狂気の中に封じられた良心の叫びがあって、
息子に助けを求めていた、ってことらしいな。
リョウと海原には、凄絶な過去があったわけだが。
「愛しているがゆえに、憎む」
そういうことって、わりと一般人でもあると思うんだよなあ。
(;´・ω・ `) ある意味、「人間関係の真理」なんじゃないかな・・と。
その愛憎の原因になっている、
冴羽さんと海原の過去話って、メチャクチャ泣けるんだよね。
リョウは幼少の頃、飛行機の墜落事故で両親を失い、中米のゲリラの村で育った。
自分の名前も、両親の顔もわからず、
年齢も覚えていないリョウを育ててくれて、
「さえばりょう」の名前を考えてくれたのが、海原だった。
この2人の、冴羽VS海原の最後の闘いの直前の、回想シーン。
冴羽さん
「覚えているか。あの日のことを・・」
「まだ少年兵だった俺は、自分のミスで捕虜になってしまった」
「あんた(海原)は来た。部隊の制止を聞かず、たった一人で・・!」
「そして俺を救ってくれた。だが、逃走中にあんたは、その足を・・」
「俺のせいで足を失ったのに、あんたは何も言わず笑顔を向けてくれた」
「"足一本でお前の命が助かれば安いものだ" そう言ってくれていたようだった」
「まぶしい笑顔だった・・」
「俺は、あんたの俺への愛情の深さを知った。本当の父親と感じた」
「あの戦争の中で、あんたの存在だけが、俺の人間としての唯一の・・」
「安らぎだった。すべてだった・・」
「感傷に浸っているわけじゃない」
「あんたに勝てるのは、俺だけだと言いたいんだ」
「今も、あの時の気持ちに変わりはない」
「俺はこの世でただ一人。もっともあんたを敬愛する男だ」
「・・だから、勝てる!!!」
(父さん。今度こそ、あなたを狂気から救ってみせる)
(´;ω;`) 小学生の頃、これで泣いてしまったよ。
(´;ω;`) 海原の最期の「ありが・・とう・・ 息子・・よ・・」もね。
あとは、海原関係でマニアックな話題になるけど。
シティーハンターのTVアニメって、1,2,3,91と続いてたが、
1のラストのアニオリ回も、海原編同様、船上での闘いだったんだよね。
香が人質に取られたり、
海坊主と一緒に船に乗り込んだり、
リョウが最後に船底に空いた穴から脱出したり、
海原編と似たような展開だったんだな。
(;´Д`) これは、北条先生のアニメ→原作への逆輸入・・だったのかな?
そして、海原の顔芸(?)というか、狂気の表情みたいなのが、北条先生のアシスタントだった井上雄彦先生(スラムダンク)に、わりと大きな影響を与えてる気がしてならないんだよなあ。
2000年代半ば~2010年代にかけての作家さんたちって、スラダンに影響を受けた人も多いだろうからね。
海原の狂気の表情は、
漫画史の中では面白ポジションだったりするんじゃないか・・。
(;´Д`) ・・とか思ったりするんだけど、どうだろ?
☆シティーハンター 語り!!☆