名作漫画スラムダンクで面白い試合、ベストバウトはどれ?湘北VS山王戦、陵南戦、海南戦?【スラムダンク】

スラダンで最強の名試合は、どれだったと思う?
個人的には、圧倒的に湘北VS海南戦かな・・。


今日は、スラムダンクネタです。



(;´Д`) 「作中における、最高の名試合は何か?」ってことを考えてみましょうか!



私がリアルタイムでスラムダンクを読んでたのは小学生時代だった。

そして、中学に上がる頃に連載終了したんだけど。



高校時代や大学時代に友達とスラダン語りが始まると、

「どの試合が一番面白かった?」

そんな話になることが度々ありました。



(;´・ω・ `) 大抵の人は山王戦を挙げてたな、次点で陵南戦かな・・。



私は、湘北VS海南戦が一番面白かったんだよなあ。



(;´Д`) 主人公チームの湘北が、負けてしまう話だけどね・・。


(;´・ω・ `) 割と少数派かもしれんが、そう思った理由を語ってみます!!


ケガをしても戦う赤木と、彼を勝たせたかった桜木。
海南戦決着後の桜木の涙が、最高に泣けるんだよね。

神奈川県の海南大付属高校は、10年以上も連続でインターハイに出場し続け、

「常勝」の横断幕があるほどの強豪。



対する湘北は、去年は県予選1回戦負けの弱小高校だった。

(その時の相手が陵南というのは、クジ運が悪すぎるが)



これは、赤木と牧の両者の差においても言えることだったよね。

輝かしい道を歩み続けている牧と、埋もれ続けてきた赤木。



この試合では、赤木が一番モチベーションが高かったけど、

試合の序盤でケガをしてしまい、一時離脱することになってしまった。



「全国出場をかけて海南と戦うことを夢見ていたんだ、ずっと」

「いいからテーピングだ。試合に出る。出るんだ」

「やっと掴んだチャンスなんだ・・!!」

「試合後に動けなくなってもかまわん、もう少しだけもってくれ・・!!」

「負けてない。オレは牧にだって負けてないぞ」

「オレは間違ってはいなかった・・!!」





(´;ω;`) 赤木が読者の共感を得始めたのって、この辺からだったんじゃないのかなあ・・。



そんな赤木に対する牧の


「オレが敵のプレイヤーを尊敬するのは初めてだぜ・・!」

「全力でお前らを倒す・・!!」

「いいよ。アイツ・・。ますます燃えてきたぜ!!」



(;´Д`) これも、やたらカッコイイよね。



そして、やっぱり桜木の漢気が一番の見どころだったと思う。


医務室のゴリの

「やっとつかんだチャンスなんだ・・!!」

を立ち聞きし、

「打倒、海南!!」と叫んでコートに戻る桜木。



「ゴリは必ず戻ってくるぜ! ゴリの穴は、オレが埋める!!」

「オレにできることをやってやる! やってやるよ!!」

「ウホホホーッ!! ゴール下のキングコング、弟!!」




(残り2点差で、桜木がフリースローをわざと外してリバウンド狙い作戦で)

「ゴリが、きっと取る・・!!!」



(´;ω;`) 普段はケンカしてるけど、桜木はゴリを信頼してるし、勝たせてあげたかったんだよなあ。


(´;ω;`) 「だからこそパスミスしてしまった」っぽいんだよね。



そして、最後の最後、桜木がパスミスして試合は終わってしまったけど。

整列の前に、号泣する桜木を赤木が慰めるシーン。


「これで終わったわけじゃねえ・・」

「決勝リーグは、まだ始まったばかりだ」


「泣くな」

(´;ω;`) 私は、スラダンで一番泣けるシーンってココだと思うんだよね。



だって、

一番に泣きたかったのって、

どう考えたって赤木だったんだから。





赤木は、3年間、打倒海南を目指して頑張ってきた。

ケガをした赤木のために、桜木も頑張ってくれたけど、夢は叶わなかった。



一番泣きたかったはずのキャプテンがグッと我慢して、

1年生の後輩に「泣くな」って言ったんだよ。



(´;ω;`) これ以上に泣けるシーンがあるか!?




この海南戦のラストの流れに、

同時期のアニメのエンディングテーマ

「煌めく瞬間に捕われて」

コレの歌詞も、異常過ぎるくらいにマッチしていたね。



「後悔する? 素敵じゃない。独りじゃないし」

「溢れだす涙が美しければ」

「人はまだ、終わらぬ旅に、時を費やせるから・・」



(´;ω;`) 桜木の涙が美しすぎて、エンディングテーマと合い過ぎるのも涙腺を刺激するんだよね。




そして、湘北を破った海南だって、別に悪役じゃなかった。

海南のメンバーも、毎日必死に練習していたことが語られている。

練習量自体は、湘北よりもかなり多かったハズである。


高頭監督いわく

「走りっこなら、ウチは負けん!!」

「海南でレギュラーを勝ち取った者は、血の滲むような努力をしている!」

「ウチに天才はいない! だが、ウチが最強なんだ!!」



宮城も、三井も、前半で消耗した流川も、限界を超えてがんばった。


赤木は自分の3年間をぶつけ、



桜木はケガをした赤木のために必死で戦った。


でも、それでも。



海南の努力量には、ほんのわずかだけど及ばなかった。




(´;ω;`) これが、最強に泣けると思うんだよね。





そういうシナリオ面が最高に熱くてカッコ良かったし、

バトル(?)面においても、両チームの作戦は面白かった。


高頭監督が素人桜木に宮益を当ててきたのを皮切りに、

牧を4人がかりで止めに行く湘北、

神のスリーポイント対策で、あえて桜木を神に付ける安西先生の作戦。



(;´Д`) 安西采配を見た田岡監督の「なるほど!!」「桜木の運動量が上だっ!!」って叫びが超カッコ良かったと思ったのは私だけか??



さらに3Pシューターを増やすため、

高頭監督が宮益を再登板すると、

すぐさま宮城をマークに向かわせる安西先生!!


(;´・ω・ `) この辺の試合の流れも、珠玉の出来だったと思う!!




と、いうことで。

やっぱり、スラダン内で一番に面白い試合は、

山王戦でも、陵南戦2ndでも、翔陽戦でもない・・。



「スラムダンクのベストバウトは、湘北VS海南戦でファイナルアンサー」



って思ってるんだけど、どうだろう?



何か知らんけど、個人的には、

「スポーツ漫画の名作の条件」って、


「主人公側の負けバトルを、カッコ良く描けたかどうか」


みたいな価値基準があるんだよな・・。




(^ω^) 湘北VS海南は、負けバトルの古典的名作かもしれませんね!!

☆スラムダンク語り!!☆