Blameみたいな漫画だな、と思って読んでみた感想。
主人公エンリルとヒロインのカネリアの最後は好き。

2026年4月。
志木浩雄先生のグランメタルオルガンズって漫画の全4巻を読んだ感想。
(;´Д`) なかなか面白かったでございます。
この作品、絵柄がブラムやシドニアの騎士の弐瓶勉先生に似てて、それが話題になりがちだとは思う。
ソッチ系の絵柄が好きで、淡々と進んでは行くが、
暗いストーリーが好きな人にはオススメかもしれないな。
内容を適当に説明すると
人間が自分の体内で電気を出せるように進化した近未来。
電気が出せない、または出力が低い人間はゴミ扱いされるディストピア漫画。
主人公は体内電気ゼロで虐げられ、酷い人生を送ってきた。
信じていた恩人にも裏切られ、殺されかけたが、バケモノに変身して社会に復讐を始める。
同じようにディストピア世界で報われてこなかったヒロインと仲良くなったり、
バケモノ達(実は彼らこそが真の人類)の組織の人と理解しあったり、仲間割れしたりしながら社会をひっくり返す。
実は、人間が電気出せるようになった原因は「宇宙生物」の策略。
主人公がバケモノになれるのは、「宇宙生物のライバル」を素材にして造られた存在だから。
電気が出せるようになった人類は、最終的に「宇宙生物」の策略でほぼ絶滅する。
主人公が自分のコピー元の「宇宙生物のライバル」を喰ってパワーアップし、「宇宙生物」を倒して終わり。
(;´・ω・ `) こんな感じか・・。
序盤、主人公のエンリルが恩人アルベルトと彼の組織EPOの本性を知って、
社会に反旗を翻すところは丁寧に描いてあって面白かった。
エンリルは、後半に差し掛かるあたりで電気能力主義の社会の転覆には成功するんだが。
エンリル
「電気が強い者は処刑だ。弱い者はインフラ維持の奴隷にする」
(;´Д`) この徹底っぷりは悪役主人公で笑った。
しかし、この漫画の真骨頂は、
主人公エンリルとヒロインのカネリアの湿気を感じる関係だったと思うね。
(最初に共闘した後あたり)
ヒロイン
「ねえ、このまま2人でバックレない?」
「2人で逃げようよ」
「あいつらの目が届かないところまで、私が連れて行ってあげる」
(ラストバトル)
死にかけヒロイン
「来て・・くれたんだ・・」
「覚えてる? もう一度、お願いしていい・・?」
「2人で逃げよう」
「誰の目も届かない所まで」
「あなたが・・連れて行って・・」
(ラストシーン)
主人公
「糞ディストピアの元凶のラスボスを倒したから、この娘を連れて星空へ旅立つ」
「誰にも邪魔されない場所へ」
「今まで窮屈だった、否定されてばかりだった」
「だが、それも今となっては遠い星の出来事だ」
「この娘と一緒にいたい。心が安らぐんだ」
これは、主人公エンリルにフラれる形となったエセルさんいわく
「傷の舐め合い」だったのかもしれんが。
エンリルもカネリアも、
電気が出せないって事実だけで、
子供の頃から社会的に虐待されて生きてきたわけだし。
カネリア
「時々不安になる。私は人を愛せないんじゃないかって思う」
エンリル
「俺だって、そうだ」
(;´Д`) こうなってしまっても、仕方ないような・・。
エンリル
「社会に殺されるくらいなら社会を殺す」
「カネリアに害を与えるなら、俺はどんな奴とも戦う」
「君がいなくなると寂しい。二度と一人になりたくない」
カネリア
「好きだよ。エンリル」
2人とも、ただすがるものが欲しかっただけなのかもしれんが。
最後までお互いを命を懸けて守ろうとしてたので。
ディストピアの世界でクソみたいな人生を送ってきた2人が、
「自分は人を愛せるのか」みたいに不安になりながら、
2人きりでどこか遠くに行きたいと思ってそれを叶えて、
おそらく永遠に一緒に居続けるだろう・・ってのは、
ちょっと切なくて好きなラストだったかもしれない。
(;´・ω・ `) 志木浩雄先生の次回作に期待します・・。
この絵柄で、ハードSFで切ない恋愛要素がある漫画を描いてほしいな~!!
宣伝次第で、人気出ると思うけどなあ?
最後に、この作品の刺さりそうな部分を挙げてみよう。
・能力が無い人間はゴミ扱いのディストピアが舞台、主人公は無能スタートで反逆する
・弐瓶勉先生のBlameみたいな絵柄
・人類の異常進化には黒幕が居た的なSF要素
・主人公もヒロインもヤサグレてるし正義の味方ではないが、元々は良い子だった
・虐げられてきた主人公とヒロインが不安になりながらも戦い続け、添い遂げるラスト
こういうのが好きな人は、
このグランメタルオルガンズを買って読んでみても良さそうだな。
4巻で完結だしね、サクッと読めるからね。
正直、10巻くらいまでは続いてほしかったがなあ~!
(;´Д`) エンリルとカネリアのカップルは好きだ、良い感じに湿ってるからな!!
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