アーク3は、黒歴史になってしまったのか!?
今日は、アークザラッドネタです。
(;´・ω・ `) アーク3の評価について、一緒に考えてみよう!!
新作のアークザラッドRにおいて。
アークザラッド3はパラレル設定になったようだ。
年表的には1→2→3→機神復活→Rのはずなんだが。
各大陸の形がアーク3の大陸の形とは全然違うし、地名も違う。
それにアレクやシェリルの設定も3とは違っている!!
ルッツも、テオも、マーシアもヴェルハルトもアンリエッタも、
今のところは出てこない。
このアーク3のシナリオは、わりと人を選ぶようだ。
個々のエピソードが良くても、次の2点が台無しにしているという話をよく聞く。
「闇黒の支配者がたった3年で復活しただと! アークとククルが無駄死にやんけ!?」
「聖櫃を人間が普通に作れて、あっさりと闇黒を再封印できるのはおかしいぞ、ゴーゲン!!」
この2点だけで3の存在自体を許せず、黒歴史扱いする人もいるようだ。
そういう人は、アークとククルの犠牲を本気で悲しんだんだろうと思う。
だから、なかったことにしたい、許せないんだろうなー、と。
(;´・ω・ `) 気持ちはわからんでもない。
でもね、
個人的にアークシリーズで一番に泣けたのは・・。
この3のワンシーンだった。
(;´Д`) そんな思い出語りをしてみます!
アークザラッドシリーズで最高に泣けるシーンはコレしかない!
主人公アレクVS敵幹部ガルドの、最後の戦い!!
アークシリーズで最高に泣けるシーンを語る前に。 アーク3の序盤の流れをおさらいしておく!! 3の主人公アレクは、アーク2における最終決戦の日・・。 すなわち「大崩壊」の時に、なんとロマリア市街に住んでいた!!
2のラストバトルで闇黒の支配者が封印され、ロマリア空中城が墜落。 空中城は、そのまま市街地に突っ込んで大惨事に。 大爆発が起こり、街は爆風と炎で無残なことになる・・。 そこでアレクは家族を失い、炎の中で死にかかっていた時、名も無いハンターに助けられることになる!! そのハンターはアレクを生存者たちの馬車に乗せてくれて、 次第に姿が遠ざかっていく。
この時の体験が強烈だったため、アレクはずっとハンターに憧れていた。
数年後、成長したアレクはハンターになるべく旅に出る。
アレク
「いつか・・あの人に会えたらいいな」
ストーリー開始のシチュはこんな感じ。
世界中を旅し、多くの仲間を得て、トッシュやシュウとも共闘し、ベテランハンターになっていくアレク。
物語の中盤頃から、アレクはロマリア空中城を復活させようとする組織「アカデミー」との闘いに巻き込まれていく。
そして、かつての勇者エルクと一緒に再浮上した空中城に乗り込み、アカデミーの野望を阻止するのがアーク3のラストバトル!
空中城を進む中で、アレクはアカデミーの戦闘部隊の隊長・ガルドと、最後の決着を付けることになる。
何度も立ち塞がるエルクやアレクの言動が青臭いと感じたのだろうか。
ガルドは激怒し、エルクとアレクに向かって吐き捨てる。
「お前らハンターの無力さは、俺が一番よくわかっているんだ」
「わかるさ! 嫌というほどな・・!!」
「オレも、昔はお前らと同じ、ハンターだった」
「あの大崩壊の中で、ハンターにできたことは・・」
「子供ひとりを抱えて、逃げ回ることぐらいなんだよ!!!」
二度とあんなことが起こらないように、
アカデミーの科学力を持って世界を律する。
負けるわけにはいかない。
このガルドにとっては、非道な手段をとってでも、一刻も早い世界の復興が優先だった。
アーク3の世界はまだ治安が完全には回復してないし、ならず者もいっぱい居た。
そういう連中を相手にするギルド仕事も多々あった。
そうした焦りも、アカデミーに所属する人間を急がせていたのだろうか。
話が終わるやいなや、ガルドは部下と一緒にアレクとエルクに襲いかかってくる。
死闘の末、ガルドを倒すアレクたち。
ガルドは「あの時の小僧が、強くなったな・・」と言って倒れる。
エルクは単純に「闇黒の支配者の復活まで時間がない! 急ぐぞ!」って先に進む。
そして、アレクもエルクの後を急いで追うんだが。
次のフロアに向かう直前に、無言で一瞬だけ振り返る。
この「一瞬だけ振り返る」っていう演出が・・。
最高に泣けたんだよね。
アレクは、この時にやっと・・。
(ガルドが、僕を助けてくれたハンター。あの人だったんだ)
って気が付いたんだ。
だが、世界の危機に際して、立ち止まっているヒマは無い。
アレクはグッと唇を噛んで、空中城の最深部へと進んでいったのだ。
アレクがその時、どういう表情をしていたのかはわからない。
もしかしたら、泣いていたのかもしれない・・。
それがわからなくて、プレイヤーが想像するしかないのが。
今みたいにキャラの表情グラフィックなどが発達していなかった時代の、レトロゲームの味でもあるんだな。
小説、アニメ、漫画、ドラマ、映画・・。
(;´・ω・ `) これらでは、この味だけは絶対に出せないよ。
しかし、このガルドというキャラ。
普通だったら、主人公の恩人ポジションのキャラなら、もっと早くに正体バレしそうなものである。
アレク
「あなたは間違っている。考え直してください!!」
ガルド
「フッ、だったら俺を倒してみろ、青二才のガキが!!」
一般的には、そういう展開になると思うんだが。
でも、清々しいくらいに何にも絡みがなかった。
両者が最後までお互いに気付かず、
すれ違いの果てに闘って死別。
これが、異様にリアリティが有り過ぎると思えた。
(;´Д`) ゲームの開発時間が足らず、まともに入れることができなかったのかもしれんけど。
ガルドの倒れ際のセリフ。
「あの時の小僧が、強くなったな・・」
これが自分が助けた少年のことを言ったのか、中盤のロマストル大河で対峙した時のアレクのことを言ってるのか。
どっちにもとれるようになっている。
アレクの正体に気が付いていたのなら、最後にすべてを察して倒れた、というのが泣ける。
もしかしたら、自分の過ちに気付いていて、止めてくれたアレクに感謝していたのかもしれない。
逆に、ガルドが最後までアレクとの関わりに気が付かなかったとしても、アレクの方だけは気付いた、ということになる・・。
その場合も、やはり悲しくて泣けるのだ・・!
そういうわけで。
アークザラッドシリーズで最も泣けるシーンには・・。
「アレク+エルク VS ガルド の決戦」
(*´ω`) コレを推しておきます。
・・
今から考えると、このガルドってわりと現実感のある生々しいキャラだったと思う。
アーク3は、アーク2のラストで起こったヒドい災害に見舞われた世界の3年後が舞台だった。
現実世界でも古今東西、色々な災害があるが・・。
関東圏暮らしで記憶に新しいのは2011年のアレ。
2011年の東日本大震災のとき、このガルドのような辛い思いをした人がいたはずだ。
「苦しんでいる人々を助けたかったのに、助けられなかった」
そう思うとね・・。
よく、アークシリーズのファンからは、3のノリは2に比べて軽すぎる、明るすぎる、と言われる。
その落差が「続編として何か違う、違和感がある!」という感想の原因の一つになってしまっているのだろう。
実際、自分もそう思う部分はある。
しかし、東日本大震災のあと
「人間から明るさを取ったら何も残らないのではないか?」
みたいなことを考えるようになって、
アーク3への見方が変わったような気もするんだよね。
(;´・ω・ `) おおげさかな?
アーク3は、精霊に導かれた勇者たちの話ではなかった。
ただの人間たちが主役のストーリーでした!
かつて、「俺は人を、人間の未来を信じる」といって犠牲になった勇者がいた。
勇者はかろうじて世界を守れたが、決戦の舞台・ロマリア空中城の真下では悲惨な光景が繰り広げられていた。
ロマリアだけでなく、世界中のいたるところで。
燃え盛る炎、崩れる建物、降ってくる瓦礫の山・・。
勇者でも何でもない普通の人たちは、逃げるのが精一杯だったはずだ。
しかし、勇者が信じたように、非力ながらも正しい行いをしようとした人々はいたのだ。
だが、一般人よりも体力があったハンターですら、できることは限られていた・・。
「俺は、あの炎の中で、子ども一人を助けることしかできなかったんだ!!」
そうやって己の無力さを嘆き、後に道を踏み外していく男が、たったひとりだけ助けることができた少年。
その少年は思った。
「僕は、ハンターになりたいんです」
「強くなって、困っている人、苦しんでいる人を助けたい・・!」
「僕を助けてくれた、あの人のように・・!!」
そうして成長した少年・・
アレクが世界を救ったのだ!!
・・
これってけっこう泣けないかな?
(´;ω;`) かなり泣けるシナリオだったと思うんだけど・・。
勇者アークの遺志を受け継いだのは、エルクたち2の仲間だけではない。
道を誤ることもあるけど、正しい方向に歩いていける人間すべてだった、と。
その間違えたヤツがガルドで、正した者がアレクだった、ということで。
こういう
「逆境における、勇者でもなんでもない人々の苦悩と生き様」
コレを描いてくれたのは、アーク3の良い点だったと思うんだよね。
エンディングの最後、ルッツに魔法のリンゴを投げ、笑顔で去っていったアレク。 アレクは仲間と別れた後も、復興の中で困っている人の為にハンターとして活躍していくのだろう。 精霊の加護もなにもない、一般人の代表として。 ラストで再び旅立っていくアレクのカッコよさは、勇者アークや英雄エルクに勝るとも劣らなかった。
ところで・・アレクは3の後、どうなったんだろうか。 もう少し歳を重ねてから、エルク、シュウ、アレクの3人で、ハンターズギルドをさらに組織化してまとめていったのだろうかね? ナンバー1として全体をまとめつつ世界を駆け巡るのがエルク。 シュウは永遠に影の存在になって隠密行動、ってイメージがある。 アレクは顔も広いし、組織のトップあたりの位置で、自由に動きたくても動けないポジションにされてしまう気がする・・。 ギルドの本部長みたいな役職にされて、善玉組織になった新生アカデミーやアイテム協会とかと連携して、復興の計画をまとめるだけになってしまったり? 「現場に出たいけど、周りが許してくれない」 的な。 そんで、下の人間からは「あの人、ホント真面目すぎる」とか言われてそう・・。
アークザラッドRに、アカデミー幹部たちの参戦を希望!!
ガルドのように、アーク3の敵対勢力アカデミーの中にも魅力的な人物はいた。 アレクたちの良き理解者となったシャロン女史も、熱心に復興を進めようとする常識的なキャラだった。 しかし。 強引に手段を選ばず世界を復興させようという自分勝手な教授。 教授のためにテオの母やヴェルハルトの兄を犠牲にした、イケメン以外に良いとこ無しのセヴィル。 この2人には、何か闘う理由が欲しかった。 単純に野望のため、っていうのも、 俗物集団っぽいくていいけどさ・・。 例えばの話だが、 教授は大崩壊の時に大切な人を亡くしている。 セヴィルにも、同様の経験がある。 (むしろ教授の死んだ恋人がセヴィルの姉だったとか、そんな感じで) だからこそ、復興を焦ったり、何もしてくれなかった(言いがかり)精霊や神を恨んでいて、人間の力だけで強引に復興しようとしていた。 そこにガルドの武力が加わり、ますます歯止めが効かなくなっていく。 シャロンは彼らの悲しみを知っていたため、止めることができなかった。 そういう類のバックボーンがあったのなら、 シナリオ次第でアーク2のストーリーを完全に超えることもできたのではないか、と思えたりもするんだよね。 (;´Д`) 「アーク3の敵キャラ組織ってどんな連中だっけ?」と訊かれたら、何も思い出せない人もいるのではないだろうか? でも、教授はラストバトル直前、電撃アタックを繰り出して闇黒の支配者を足止めしてくれたっけ。 そこをエルクがファイヤーストームで追撃し、アレクたちの最後の反撃が始まった!
こうして教授は見せ場を作ってくれたわけだけど、セヴィルは単なる嫌なヤツで終わってしまった! セヴィルにはもう少し、何かあってもよかったのではないだろうか・・。 と、プレイ当時に拍子抜けした思い出が少しある・・。 (;´・ω・ `) セヴィルは1000年後のジェネレーションのウルスラたそ(キリカ)の血縁者なのか? 2人とも、姓が「キース」だけど。 (;´Д`) セヴィルは実は生き残ってた? それとも親族の子孫とか? アカデミーの幹部たちのその後。 アーク3のラストバトルの後、教授とシャロンは生き残り、罪を償うことを決意した。 アークRに登場するとしたら、改心しているので味方側として出してほしいところ。 ガルドとセヴィルは死んだが、パラレル設定なら生きていることにしてもいいはずだ!! ・教授とシャロンはアルディアから逃げてきた研究者。デバッファーとバッファー。 ・ガルドとセヴィルは教授に同調して脱出した軍人。タンクとアタッカー。 こんな感じでアークスに加入させて登場させてほしい!! とりあえず、彼らに必須な属性は「かつての失敗を取り戻すためにガンバル」って点。 そして。 シュウ、ガルド、カイル、エルク、アレク。 この5人で、いぶし銀スーパーハンター軍団とか組みたい気がする。 こいつらに解決できない事件は無い・・っぽい!! ムサいと思ったら、たまに気分でセーラを入れればおk。 ・・長くなっちゃった。 けっきょく、言いたいのはコレだけ! 「アークザラッド3は黒歴史ではない!」 「良い点もいっぱいあった!! もっと3を大事にしてほしい!!」 それだけ!!! ・・機神復活+精霊の黄昏+ジェネレーションも。 そして、あの三人も使いたい!! モンスターゲームの主人公の二人+カジノゲームの主人公。 モンゲの主人公ズは、モンスター使いだからホルンの血をわずかに継承してて、リーザよりは性能の低いラヴィッシュを使えたり・・。 カジノゲームの主人公は、ものすごいギャンブル性のある「自分か相手に50%割合ダメージ」みたいなメチャクチャな技を。 まあ、妄想なんだけど・・。 実装されたら使ってみたいよなあ・・。 (*´з`) よくばり。
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