怪獣退治の専門家!
初代マンって、どんな性格だったのだろうか??
今日は、ウルトラマンネタです。 (;´・ω・) マン兄さんの性格がイマイチわからないので、彼の熱い心を読み解いてみる。 我らの永遠のヒーロー、初代ウルトラマン! 彼は、どんな性格の人物だったのだろうか? セブン、帰ってきたウルトラマン・・。 後発のヒーローたちは、悩み苦しむ姿が描写されてきた。 だが、初代ウルトラマンには、そういう話はあまり見られなかった・・。 (;´Д`) 一作目ということもあるだろうけど。 よーく全39話を見直すと・・。 どうも、一話のベムラー出現から、最終回のゼットンまでに。 かなり性格が変わってるような気がするんだよね! 私はリアルタイム視聴者の世代ではないが・・。 昭和の二期の設定で、ロートルの最弱戦士扱いされていた話。 あるいは、平成に入ってからの「宇宙警備隊のヒラ隊員だったくせに、実は偉大な男でした」みたいな描かれ方。 それらの話は、どうも好かない。 「現役の後輩ヒーローを立てるための、意味不明なカマセ犬化」 これはヒドすぎる。 「元祖ヒーローというだけで、無駄に祭り上げられる」 これもバカみたいである。 だから、これらはノーカンです! あくまで第一期ウルトラ、1966~1967年の彼だけで考えよう!! (;´・ω・) 別に、第一期原理主義者ではありませんよ。 なお、メフィラス星人の時に「人間なのか、宇宙人なのか」と言われて。 「両方だ」と答えてるので。 基本的には・・。 ハヤタ=ウルトラマンということで、彼の性格を考えていく!!
物語序盤の初代ウルトラマン。
意外と冷たい性格だった?
地球人と関わり合いになりたくなかったんだろうか?
第一話で、ベムラーを追って地球に来たウルトラマン。 だが、ハヤタ隊員の乗るジェットビートルとぶつかってしまい、ハヤタは死亡! 責任を感じたウルトラマンは、ハヤタと一心同体になった!! 「ヘッヘッヘッ。シンパイスルコトハナイ・・」 心配どころか、心肺停止しそうな不気味な言葉と共に、ハヤタは蘇生! 二人で一人となったハヤタとウルトラマンは、ベムラーを退治することになる! しかし・・。 気遣ってくれるフジ隊員とホシノ君に対して。 「そんなことはどうでもいい」 ・・コレひどくね?? 何も説明する気がないの? 事務的な会話に終始しているのである。 あんまり、地球人と関わり合いになりたくなかったんだろうか・・。 コミュ障だった、ってことはないと思うが。 この段階のウルトラマンって、まだなんか冷たいイメージがある。 初代マンは無敵のヒーロー、正義の味方ではある! だが、ハヤタの命を気遣いはしたが、一人が暴れただけでバルタン星人20億3千万人を問答無用で皆殺しにしたり・・。 「とりあえず、ハヤタの為に活動する」 「彼の代わりに、やることはやるよ?」 「地球が平和なら、それでおkじゃねーの?」 って、最初の頃は思ってたんじゃないでしょうか・・。
中盤~終盤の初代ウルトラマン。
なんか、打ち解けてきた気がする?
悲しい思いをしている話もあった!!
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訳あり怪獣であるガヴァドンやヒドラは見逃しても、ジャミラは殺す初代マン。 科学特捜隊がジャミラを抹殺しようとした理由は・・。 建前 「あいつは人類の敵になってしまったんだよ・・」 本音 「アレが生きてると、色々とマズいんじゃボケが!」 ということでした。 ウルトラマンもそれに倣ったわけですが・・。 イデの苦悩をみて、「何かがおかしい」と思い始めたのかもしれない。 それが、後述の怪獣墓場編での苦しみに繋がるのだ。 とりあえず。 ツイフォンが来て、レッドキング二代目やギガス、ドラコが暴れてる話で。 初代マンはハヤタの姿で言う。 「美しい。地球は、本当に美しい星なんだ」 (;´Д`) そろそろ、地球への愛着も出てきてるようですね! 後半に差し掛かり・・。 ザンボラーの回では、クジにイタズラするお茶目さを見せた。 メフィラス星人の回でも、フジくんとサトルくんに付き合って航空ショーを見て遊んでいた! 普通に、面白い兄さんになってますね。 第1話の冷たさがウソのようです。 そして、ジャミラ辺りのせいなのか、罪悪感も感じていたようだ。 物語終盤の「怪獣墓場」のエピソードにおいて。 科学特捜隊基地内で、退治した怪獣に同情するネタが始まる。 居てもたってもいられず、ハヤタは外に出てしまう。 そして、誰もいないところで複雑な心境を吐露します。 「怪獣たちよ・・。許してくれ」 「平和のために、お前たちと闘った」 「俺を許してくれ・・」 そのまま変身し、空を見つめるというシュールな展開に。 怪獣もいないのに、ウルトラマンが登場して突っ立ってるだけ。 (;´・ω・) 目撃者は超おどろきそう。 ちょっとおセンチな面も見せてきた、初代マンでした。 終盤の初代ウルトラマンは・・。 第一話で「そんなことはどうでもいい」と吐き捨てたり。 バルタン星人を問答無用で皆殺しにしたり。 そういうキャラクターじゃなくなってた気がしますね! なんか、人間的な温かみを獲得していったような気がする!! 初代マンにそういう影響を与えたのは、間違いなく科学特捜隊の仲間たちや、地球人たちだろう。 そして、ゾフィーから・・。 「そんなに地球のことが好きになったのか」と評されることになる。 で、それの象徴みたいなエピソードが、最終回直前で続くんだ。
最終回直前の初代マン。
熱い、熱すぎる!
彼は情熱的な男だったんだ!!
怪獣墓場の回で人間味を見せていたウルトラマン。 その後の最終回直前までの話では・・。 怒涛の展開が続いていった!! 強敵であるザラガス、ジェロニモン、キーラ、そしてゼットンが立て続けに出現!! ザラガスの回・・「撃つな!アラシ」の主役は、完全にアラシ隊員でした。 街で暴れていたザラガスは、迷惑にも街のど真ん中で眠りについていた。 その隙に、建物に閉じ込められた子供たちを助けようとするハヤタとアラシ! 子どもたちを誘導するハヤタは、目を覚ましたザラガスの怪光で目をやられて転倒!!! 驚愕するアラシ!!! このままでは、動けなくなったハヤタと子供たちは踏みつぶされる・・。 でも、アラシはザラガスを撃つなと命令されていた。 「ザラガスは、攻撃を受ける度に強くなる特性を持つ」のだから。 しかし、結局はアラシはザラガスを撃ち、ハヤタたちを救出! だが、命令違反をしたとして、謹慎処分となってしまう!! 見舞いに来たアラシに向かって「世話をかけたな・・」と語るハヤタ。 そしてアラシは、眼をやられたハヤタと子どもたちのため、ザラガスに再び挑む!! 初代マン=ハヤタにとっての状況。 「アラシは、命令に背いてまで自分や子どもたちを助けた!」 「さらに、命を賭けてザラガスを倒し、落とし前を付ける気だ!」 当然、アラシを放ってはおけない!! ハヤタ=初代マンは失明状態のまま階段を駆け上がる! 眼を覆っていた包帯を投げ捨て、ベータカプセルで変身!! だが、ウルトラマンさえ失明させるザラガスフラッシュで大ピンチ! 最後はアラシとのコンビプレーにより、ザラガスを倒す!!! これは熱いね~!! 実に暑苦しい!!! それまで、初代マンはクールなキャラだという印象があった。 だが、人情家で、さらに激情家だということが判明した瞬間でした! しかし・・。 ザラガス戦後、イデがおかしくなってしまう・・。 「今回は、ウルトラマンだけじゃ勝てなかったかもしれませんね!」 「あの時アラシ隊員がコイツ(QXガン)をぶち込まなければ・・」 「どうなっていたか」 このセリフを、ムラマツキャップは華麗にスルーしたのだ!! (;´・ω・) 部下のメンタルを気にしてあげて!!ムラマツのせいで、次のジェロニモン回でイデは鬱になっていた。 「ウルトラマンがいれば、我々なんて要らないんだ・・」 後のシリーズで何度も問われる、防衛チームにとっての問題。 それが最初に提起された瞬間でした。 この回では、ハヤタは死んだピグモンの名前を絶叫。 一時は不甲斐なかったイデへの強烈なビンタ。 またも熱いハヤタが見られるのでした。 そして、やっぱり、イデと一緒にジェロニモンを撃破するウルトラマン。 こうして、最終回の目前では、やたらと熱い展開が続いていた!! セブンの最終回後編や、新マンのグドン+ツインテール回・・。 これらと似たり寄ったりな濃さである。 仲間との同時攻撃での怪獣撃破を続ける初代マン。 次のキーラ戦の段階では、もう初代マンは心を決めていたのではないだろうか。 「きっかけは、ベムラー・・。この星に来たのは偶然だった」 「ハヤタの代わりができればいいと思っていた・・」 「だが、今は違うぞ!」 「私はこの地球・・そして仲間たちの為に。命をかけて闘うのだ!!」 そして、熱い男に変貌したウルトラマンと、 科特隊の戦力増強に呼応するかのように。 最強の怪獣、ゼットンが出現する!! すべての必殺技が効かず、大地に倒れるウルトラマン。 しかし、戦友アラシが無重力弾を発射してゼットンを撃破! ウルトラマンはゾフィーに言う。 「私の命をハヤタにあげて、地球を去りたい」 「お前は死んでもいいのか!?」と問いかけるゾフィーに対して。 当たり前のように、Yesの返答。 ゾフィーは、ウルトラマンが地球大好きマンになっていたことを察した。 そして、そもそも分離させて連れ帰るために、「命を2つ持ってきた」のだろう。 こうして、ウルトラマンはハヤタと分離。 地球から去っていったのでした・・。 ・・。 こうやって最初から振り返ってみると。 最初と最後で、初代マンの性格ってだいぶ変わってるんじゃないかな???
☆結論☆
初代ウルトラマンは、ストーリーが進むにつれ、熱い男になっていったのではないだろうか・・??
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〇最初の頃の初代マン。 気遣ってくれる仲間に対して「そんなことはどうでもいい」 バルタン星人20億人を問答無用で皆殺し。 なんか、事務的で無機質な感じ、悪く言えば冷たい。 「ハヤタの代わりに地球を守ればいいんだろ?」 って雰囲気が無きにしも非ず! 〇中盤~後半の初代マン。 怪獣に同情したり、仲間と打ち解けてきたり? なんか、ちょっと違う感じになっている。 「地球って、本当に美しいな!」 って、地球への愛情も見せるようになった!! 〇最終回に近づいた頃の初代マン。 自分や子供たちのために闘うアラシと一緒に、ザラガスを撃破! 鬱になったイデを、「持ちつ持たれつだろ!」と励ます! ピグモンの死に絶叫し、イデ隊員にウルトラビンタ! そして、やっぱり彼と一緒にジェロニモンを粉砕!!! 熱い展開を連発する、ウルトラホットマンになっていた!! だから、なんか・・。 初代マンの性格って、こんなイメージになっとる。 ☆序盤の初代ウルトラマン 「ハヤタの代わりに闘えばエエんやろ?」 「地球の平和が守れれば、それでオッケーなんだべ?」 ☆中盤の初代ウルトラマン 「地球は美しいし、いい星だな!!」 「おいおい、地球人って、すごく共感できるじゃないか!?」 ☆終盤の初代ウルトラマン 「気が付いたよ・・。私は地球が好きなんだ・・」 「みんなが危ない!私の命に代えても、必ず守ってみせるぞ!!」 ・・と、そんなわけで。 初代ウルトラマンが地球を好きになっていった過程とは・・。 「彼自身が地球人っぽくなっていった」 ということでもあったんだと思うんだけど。 (;´Д`) 違うかな・・?