アバン流究極奥義!
ヒュンケルがバランを止めたかった理由って、作中でも屈指の泣ける感動ポイントだったと思うんだが。
今日は、ダイの大冒険ネタです。 (;´・ω・` ) ヒュンケル・バラン・無刀陣 について、語らせていただく。 この前も、似たような話をしたんだけど。 死の大地編で、バランを止めるためにヒュンケルが挑むシーンって、作中屈指のカッコいいシーンだったと思う。 (;´Д`) アバン流究極奥義、無刀陣である。 作中におけるヒュンケルの最大の見せ場って、 実はここだったと思うんだけどなあ・・。 (;´・ω・ `) そう思った理由は、父バルトスや強敵ラーハルト絡みですな・・。
ヒュンケルがバランを助けたかった理由!
それは、友ラーハルトのためだけではない気がする?
チウたちが独断で死の大地へ偵察に行き、フェンブレンにやられてるのを助けるため・・。 ポップ、ヒュンケル、クロコダインは死の大地へと降り立った。 ヒュンケルの思いやりによりポップが先に帰った後・・。 再登場したバランと、ヒュンケル+クロコダインが対峙することになりましたね。 バランは「バーンを倒しに来た」と言い、 共闘しようと持ち掛けるクロコダイン達を 「人間も敵だ、死んでも協力などできるか!」 と言ってボコボコにした後、 「死にたくなかったら、早く帰れ・・ダイのところへ」 と言って去ろうとした。 そして、ヒュンケルはバランの瞳を見て、その真意を知ることになる・・。 「この目は、かつての戦鬼バランの目ではない」 バランは一人で大魔王に挑もうとしていたが、それはダイの為だった。 (バラン編のラストでヒュンケルが言っていたように、罪の清算をするという意味もあったのだろう) ヒュンケルは、「ダイの為にもお前を失うわけにはいかない」 そう言って、バランいわく「捨て身のカウンターアタック」。 アバン流究極奥義「無刀陣」を使ってバランを倒そうとするんでしたな。 そんな自爆すら覚悟したヒュンケルを見て、 バランは訝しがる・・!! 「なぜだ・・」 「なぜ、そこまでする!?」 「ダイのため、というのならば、私を放っておいた方が得策なはず!」 「なぜだ!? ヒュンケル・・!!!」 ヒュンケルの返事は 「たしかに、お前を暴れさせた後にバーンと戦ったほうが楽だろう・・」 「ただし、お前は死ぬ!」 「オレにはそれが見過ごせん。・・いや!!」 「このオレのまとった鎧の魔槍が、それを許さないのだ!!!」 そして、バランはラーハルトを思い出し、ヒュンケルの挑戦を受けることになる・・。 って感じでしたな。 「バラン様と、ディーノ様を頼む・・!!」 ヒュンケルは、このラーハルトとの約束に従い、バランを守るために無刀陣を仕掛けたんだけど。 なぜ、そんな約束をしたのか? といえば・・。 おおもとは 「自分とバランは似ているから」 ってことだったんだよね。 かつて、ヒュンケルはラーハルトと戦った時。 「オレには、バランの気持ちがよくわかる」 「人間の世界に失望していた」 「すべてを破壊してやりたいと思っていた」 「だが、仲間たちが気付かせてくれたんだ」 「人間の世界も、まだまだ捨てたもんじゃないってことをな!」 「今度は、オレがバランに教えてやりたい」 「オレなら伝えられるかもしれん!!」 って言っていた。 ラーハルトがヒュンケルにバランを託した時、 「バラン様の悲しみをわかってくれるかもしれない」 って期待してたのは、ラーハルト自身の境遇に涙を流してくれたのが原因だけど。 「優しいコイツなら、【オレなら伝えられる】ってのも、きっと本当のことなんだ」 って信じてくれたんだと思うんだよね。 (;´・ω・) すべての始まりは、「バランとヒュンケルは似ている」ということだったのです。 じゃあ、何がどう似てるかって言ったら。 ヒュンケルは父バルトスを人間に殺された(と思ってた)。 バランは妻ソアラを人間に殺されていた。 そして、人間への憎しみを募らせてしまった。 ヒュンケル 「アバンが正義のために魔王と戦ったとでも言いたいのか!?」 「オレの父さんの命を奪ったことには変わりがない!!」 「それを正義と呼ぶのなら、正義そのものがオレの敵だ!!」 バラン 「私は、こんな連中の為に命をかけて戦っていたのか?」 「人間が、人間がこんなクズどもと知っておれば・・」 「守ってやったりはしなかった・・!!!」 (´;ω;`) コレです。 2人とも、やがて間違いには気が付いたけど。 大切な人を亡くして、おかしくなってしまった・・という共通点があった。 つまり、ラーハルトとの約束はもちろんあるんだけど。 その前に、ヒュンケル自身にもやはり戦う理由があった、ってことなんだよね。 「自分と似た境遇であるバランを助けてあげたい」 「ダイのためにも、バランを絶対に死なせるわけにはいかない」 = バルトスを失った自分のような目に遭わせたくない 無刀陣を仕掛けた時のヒュンケルは、彼の性格の全てがにじみ出ていたと思う。 かつての自分と似ており、思い詰めてしまっているバランを、何とかして助けたい。 (仲間が気付かせてくれた。今度は、オレがバランに教える番だ) かわいい弟みたいなダイを、自分と同じ父を失うような目には遭わせたくない。 そして、強敵(と書いて友)ラーハルトの願いのために・・。 捨て身のカウンターアタックをする覚悟を決めた。 (;´・ω・ `) このように、ここでヒュンケルが何を考えていたか、って推察すると泣けるし・・。 直後にアルビナスが乱入してきた瞬間、 なんの躊躇いも無く、バランを守るためにアルビナスの方にカウンターをブチ込んだのがカッコ良すぎたと思う。 (;´Д`) 劇中で一番かっこいいブラッディースクライドは、間違いなくココでしょうな! 死の大地から脱出した後、バランはクロコダインに 「ただのきれい事ではなかった」 「この男は、命をかけて私を救った」 「私の負けかもしれん・・」 「私はどうすればいい・・?」 「何をすれば、この男に報いてやれるのだ・・!?」 って言って、ワニキの涙もあってダイとの共闘を決意してくれたけど。 バランもクロコダインも、なぜヒュンケルがそこまでしたか・・。 って真の理由を、完全にはわからないんだよなあ。 (;´・ω・) バルトスのエピソードやラーハルトとの約束を、この2人は知らないのだから・・。 前述してきたように、 この時のヒュンケルって、 本当に色々と泣かせることを考えていたと思う。 それを完全に理解している者はいなかった。 でも、ヒュンケルは決死の行動だけで、想いを伝えた。 ・・っていうのが。 異常にカッコいいし、泣けると思うんだよね。 (;´Д`) 何も語らずに熱い行動をする男はカッコイイ。 (;´・ω・) ヒュンケルの場合、その最たるシーンはここでした。 ・・ということで。 (^ω^) やっぱり、この無刀陣がヒュンケルの作中ベストシーンだったと思います!!
☆他のダイの大冒険ネタ!
リンク