竜の騎士バランのカッコイイところと、泣ける名シーンを挙げてみよう!【ダイの大冒険】

竜騎将バラン!
勇者ダイの父親の、最強に泣けるところとかっこいい点を考える!!


今日も、ダイの大冒険ネタです。


(;´・ω・ `) ダイのお父さん、バランの話その2。


先日は、バランの年齢や境遇。

ソアラが死んだ後の11年間に何をしてたのか・・。

・・とかを考えてみたんだが。


ここでは、バランの最高にカッコ良かった点と、

泣けるポイントのベストシーンを勝手に挙げてみることにします!!


(^ω^) バランファンの私の話を聞いてくれ!!


バランの一番かっこいいシーンは、超魔生物ハドラー戦のラリホーマの直後のアレだと思う!!

まずは、バランの登場シーンからおさらいしてみましょう。


バランは、最初は魔王軍の超竜軍団長、つまり敵サイドのキャラでしたね。

そして、ダイがヒュンケルやフレイザードと戦った後、ついにバランは11年ぶりにダイと再会する。


(;´・ω・) だが、親子の戦いになってしまった。


バランは妻=ダイの母親のソアラを、人間に殺されていた。

当然、人間を強く憎むことになり、ヴェルザーを倒した後に滅ぼすべき対象を人間として、魔王軍入りしてしまう。


しかし。

クロコダインの人間を信じる態度。

「人間の心でダイに接してやってくれ!」というヒュンケルの説得。

メガンテで倒れながらも、生死を超えて戦ったポップの姿・・。


そして、彼らに支えられて記憶を取り戻し、

自分に打ち勝ったダイによって、改心することになったのでしたね。


最後の力でポップを蘇らせ、去っていくバランを見て、ヒュンケルいわく。

「バランは、人間の心を取り戻したのだ・・」

「だからこそ、自分の罪を清算するため、息子に討たれることを望んでいる!」

これが、テラン編後のバランの基本的な考えだったようだ。



それ以前のバランは、ソアラを殺した人間憎しで、リンガイアやカールなどの王国を滅ぼしていた。

彼の配下のドラゴンや竜騎衆も、ベンガーナを襲っていた。


正直なところ、カール出身のアバン先生やフローラ様。

リンガイア出身のノヴァ、バウスン将軍、へろへろ(実は出身がリンガイア)。

この辺りのキャラクターは、バランを許してくれるかどうかは怪しいと思う。



みんな優しいと思うから、バランの事情を知れば理解は示してくれるとは思うが・・。

バランに殺されたホルキンスとかは、フローラと仲良しだっただろうし、アバン先生も顔見知りだったかもしれない。

ノヴァにだって、仲が良かった人たちはいっぱいいたはずである。

そういう人々が、超竜軍団によって、たくさん死んでいる。


やはり、バランに同情して許してくれたとしても、複雑な思いを抱いたままになるだろう。


バラン自身も、息子と再会して改心した後

「私は多くの罪を犯した。もう、息子に討たれる以外に道は無い」

と思っていた。


だが、大魔王バーンからキルバーンを刺客として送り込まれ、考えが変わる。

今度は

「息子のために、大魔王バーンを倒す!」

「倒せなくても、後に続くダイが楽になる」


「そして、もし自分が大魔王に勝ったら・・」

「やっぱり、ダイに討たれて死にたい・・」


そういう考えになった。


何が言いたいかというと。

バランって、テランでダイ達と戦った後は、ずっと

「私は、死んだほうがいい」

って思ってたんだよね。


(;´Д`) ヒュンケルだけが、それを敏感に感じ取っていた。

(;´・ω・) ヒュンケルも一度は悪に走ったから、バランの罪悪感に気付いたんだろうね。



人間を強く愛したが故に、裏切られて深く傷つき、取り返しの付かない罪を犯した。

そして、大魔王に挑んで死ぬか、勇者である息子に討たれることを望んだのだが・・。


ヒュンケルがそれを邪魔した。

無刀陣からの流れで、バランはヒュンケルやラーハルトの
「バランに死んでほしくない」という思いに応えるため・・。

「捨て石になって大魔王と戦う」ことは止め、ダイと一緒に戦うことになった。


でも、やっぱりバランは死を覚悟していた。

「息子のためなら、死ねる」

そう思っていた。


「この身がどうなろうとも、ハドラーだけは私が始末してみせる」

「その後のバーンとの戦いは・・お前に任せよう!」

「必ず勝て・・!」


「お前と、お前を信じる者のために・・!!」


この辺りのセリフからも、それが感じられるし。


ラリホーマの後の

「子供がどう願っても、親とは常にこうしてしまうものなのだ」

「お前も、大人になればいつかきっと判る・・」


ここで、命と引き換えに黒のコアを何とかしよう、

ダイをこれ以上絶対に傷つけない、という決意を固めたことだろう。


まあ、なんというか・・。


バランの最強にカッコイイ点って、

「人間の美しさと醜さの間で苦しみ、許されない罪を犯し、多くの人々を死なせてしまった」

「だが、最後は人の心を取り戻し、息子を守るために命を賭けて戦い、力尽きた・・」

そういう、やりきれない、切ないトコロだったと思うので。



「相変わらず、寝かしつけるのが下手だな・・」


ダイを休ませて優しい目をした、この直後。


超魔生物ハドラーに「ザン」って向き直る瞬間。

これが、バランの劇中で一番カッコイイシーンだったと思うんだけど、どうだろうか?


(;´・ω・ `) ギガブレイクよりもドルオーラよりも、あの「ザン」が一番かっこいいと思う。



ちなみに、その直後に竜魔人化して


「死ね! ハドラー・・!!」

「私も地獄まで付き合ってやる・・!!!」



って言ってたから、黒のコアの処理は命と引き換えにしかできないと思うんだけど。

ハドラーの身体をぶち抜いて、竜闘気で爆発を抑え込んだ後・・。


どうするつもりだったんだろうか?

仮にミストバーンが来て正体を現さなかったら、バランはどうしてたのか?


これは、最終話のダイみたいに、空高く飛んで行って爆発させたのかもしれないな。



(;´・ω・) なんとなく、そう思う。


(;´Д`) 親子だから、同じことをしそうで・・。

バランのもっとも泣けるシーンは、やっぱり息子ダイに死を看取られる時の、最後のあの場面だと思う。

バランの一番かっこいいシーンの次は、もっとも泣けるシーンを考えてみる。


バランの泣けるシーンといえば、まず思いつくのは・・。

やはり、ソアラが死んでアルキード王国が消滅した時だろうね。


大泣きしながら

「人間が・・」

「人間がこんなクズどもだと知っておれば・・!!」

「守ってやったりはしなかった・・!!!!」



今まで、命をかけて冥竜王ヴェルザーと戦ってきた。

戦いだけの人生だと思っていた。

「血塗られた戦鬼のような竜の騎士」と自覚していた。

でも、愛する人を見つけて、子供もできて、幸せになれると思った。


そして・・。

何がなんだかわからないうちに、全てを失ってしまった。


(;´・ω・) 妻を失い、子供とも生き別れになった。



・・このバランの過去にも泣けたんだが。

バランの一番に泣けるシーンは、やはり彼が死ぬところだったと思う。


瀕死のバランの手を取って、ダイが泣いているところ。


「おまえを育てたモンスター(ブラスじいちゃん)というのは・・」

「私などよりずっと正しい・・人の心を持っていたのだろうな・・」

「私の死などで泣くことはない・・」


「お前にとっては、その方が父だ・・」


・・このセリフって、よーく考えるとさ。


「ダイを正しく成長させてくれた方こそ、ダイの父と呼ばれて当然」

「私には、ダイの父親を名乗る資格なんかないんだ」



そういう自虐的な意味合いがあったんだと思うんだけど。



あの状況でわざわざ

「お前の父親は、私じゃないんだ」

「誰がダイの父親なのか?」

みたいな話を始めたってことは。

裏を返すと。



やっぱり、バランは心の底からダイに

「お父さん!」って言ってほしかったんだろうな。

・・って思うんだよね。



「私はソアラを守れなかったし、行方不明になったダイも見つけてやれなかった」

「挙句の果てに、人間を憎んで多くの罪を犯した。人の心なんて無かったんだ・・」

「大魔王と戦って討ち死にするか、ダイに討たれて死ぬべき男だった。この結果は当然なんだ」

「そう・・。ダイを正しく育てた鬼面道士殿の方が、私なんかよりずっと立派だ・・」

「ダイの父親は、その方だ。私じゃない・・」

「でも・・。本当は・・私がお前の父親なんだよ!」

「『父さん』って呼んでくれよーー!!!」




(;´・ω・ ) この時のバランの心理状態って、実はこんな感じだったんじゃないのか?



横にいた人情味あふれる武人・クロコダインのおっさんも、その辺を察してくれたのだろう。

だからこそ、ダイに


「ダイ・・。これが最後だ・・」

「大きな声で、”父さん”と呼んでやれ・・!!」



って言ってくれたんじゃないのかな?



だから・・。

バランというキャラクターで、一番泣けるのって。


死に際に

「泣くことはない。ブラスさんがお前の父親だよ」

って口では言いつつ・・。


たぶん、本音は違う。

「私だって、私が、お前の父さんなんだよ・・!!」

これが本音だった気がする、ってところだと思うんだけど。


(;´・ω・
`) どう思う?



・・まあ。

バランは「私には人の心が無かった」って言ってたけど。


ウ ソ つ け wwww

って感じだよね。


弱い人間たちの世界を守るために、冥竜王ヴェルザーと戦ってくれたし。

奥さんが殺されて、子供が行方不明になったら、泣いて怒り狂うのも当たり前だし。

(;´Д`) これが人の心でなきゃ、なんなのかな?



ヒュンケルいわく

「バランは、人間のもっとも美しい部分と醜い部分を同時に見てしまった」

「矛盾に耐え切れなかった。だから、人間すべてを目の前から消してしまいたかったんだ」


ということらしいが。



よくよく考えると、ダイの大冒険という作品の中で、

もっとも悩んで苦しんだキャラって、バランだったような気もする。



(´;ω;`) 実はバランは、誰よりも人間臭い男だったのかもしれない。

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