閃光のように・・。
リアルタイム世代ファンが、大魔道士ポップを語ってみる!!
泣けるのはメガンテ、他の名シーンは・・色々ありすぎる!!
今日は、ダイの大冒険ネタです。
間違いなく、この作品で1,2を争う人気キャラ。
(^ω^) 大魔道士ポップの、最高にカッコイイ点を考えてみたい!!
ご存じの通り、ポップには泣けるエピソードがいっぱいあった。
小学生の頃の私は、彼が成長し、活躍していくシーンに何度も涙を流していた。
(;´Д`) 今も読み返すと泣いてしまう、というのはヒミツ。
ロモスでのクロコダイン戦にはじまり、竜魔人バランへのメガンテ。
アバンの印が光らないことへの葛藤・・。
そして、最後の最後。
地上そのものを消し去ろうとする大魔王バーンから
「なぜそうあきらめが悪いのだ!?」と言われて・・。
「残りの人生が50年だって5分だって、同じことだっ!!」
「一瞬・・だけど・・閃光のように・・!!」
「まぶしく燃えて生き抜いてやるっ!!」
「それがおれたち人間の生き方だっ!!!」
「よっく 目に刻んどけよッ!!」
「このバッカヤローーーーッ!!」
こうやって、堂々と啖呵を切った直後。
大魔王の最強呪文・カイザーフェニックスすら「ブバッ」と分解し、消してしまった!!
(;´・ω・) 「う・・ぁあっ!!」って汗を掻きながら青ざめるバーン様の方こそ、逆に小物っぽくて見ものだった。
(;´Д`) 「臆病で弱っちい、ただの人間」が、大魔王にあんな表情をさせるまでになったんだよね。
・・しかし。
今になって読み直してみると、ポップの一番かっこよかったところは。
一生懸命に成長して強くなっていった点では、なかった気がするのだ。
ここでは、ポップの名シーンを挙げながら。
「リアルタイム読者は、ポップの何に感動したのか?」
「そして、ポップの最高のかっこよさとは、何だったのか!?」
(;´Д`) そんなダイの大冒険がたりを、してみます!!
(^ω^) ポップの一番カッコイイところと、泣ける点は何だったのか!?
ポップの名言とか名シーンとか。
何だかんだで、彼に救われた人はやたら多いと思う!!
ポップの初登場は、アバン先生と一緒にデルムリン島に来たところでしたね。
ポップはアバン先生の押しかけ弟子だったわけだが。
アバンがハドラーを倒した勇者、ということは知らなかった。
(;´Д`) 先生の正体を知らなくても、人を見る目はあったんだな。
「厳しい課題を与えてもすぐあきらめてしまう」などの問題はあったが。
年齢がまだ15歳なのに、メラゾーマが使えるってだけで普通に天才だったと思う。
クロコダインのおっさんいわく「メラゾーマが使えるとは」だし。
(;´・ω・) 意外と、人間にもメラゾーマの使い手は少なかったのでは?
アバン先生が死亡(実は生きて以下略)した後、ポップはダイと一緒に旅立つんだが・・。
この時のポップが旅に出た動機は
「アバン先生の遺志を継いで、大魔王を倒す」
でしたな。
しかし、この時点のポップはまだヘタレだった・・。
最初に立ちふさがった六大団長、クロコダインとの戦いで、ダイを見捨てて逃げていた。
ダイは
「ポップ。そりゃあないよ・・!!」
と呆れかえっていたし。
マァムも
「ダイを見捨てて逃げてきたのか?」
「どうしたのよ。ええっ!?」
とガチ切れする始末!!
(;´・ω・) まだまだ、後の活躍がウソのようなヘタレっぷりである。
(;´Д`) 最初の頃は、ジャンプの編集部にすら「ポップはいらない。殺そう」とまで言われていたらしいな。
しかも、その「展開的に、ポップを殺そう」と言ったのは、
なんと鳥嶋和彦氏らしい・・。
(;´・ω・) マトリフ師匠のモデルに、「ポップは、いらない子なんじゃないの?」って言われてたんだな・・。
`) 息子の友達の生き様から諭される親父、というのは珍しい?
だが、ロモス城でのクロコダインとの決戦から、ポップの成長の片鱗が現れてくる。
まぞっほに諭され、涙を流しながら向かったロモス城で。
クロコダインに挑んだのが、ポップの最初の名シーン!
「マァムの言う通りだ。最低だよ おれは・・!!」
「自分のことばっかり考えて、逃げ回ってばかりいて・・!!」
「アバン先生も、ダイも、いままでずっと・・」
「勝てないかもしれない相手と、命がけで戦い続けてきたのに・・!!!」
この後、ポップに対してのクロコダインの言葉も泣けるんだよなー。
「き、貴様・・!? ダイの為に命を捨てる覚悟だったのか・・!?」
「こんな未熟な少年までが、友情にすがり、生命をはってまで戦っている!」
「小僧・・。おまえにも教えられたぞ。男の誇りの尊さを・・!」
この時のことをバラン編で思い出した2人の会話も、泣かせてくれるものがある。
クロコ
「あの時のお前の姿に、オレは信じあいながら戦う人間のすばらしさを見た!!」
「オレの心の濁った汚れを取り除いてくれたのは、ポップ・・おまえだ!」
ポップ
(ありがとよ、おっさん・・。だけど、あんた一人を死なせねえ。死ぬときゃ一緒だぜ!!)
ポップは直接「死ぬときゃ一緒だぜ!」とは言ってないのだが。
数日後の「ギガブレイクで来い!」の時、おっさんは「(死んだと思ってる)ポップの心に殉じよう」と言っていた。
つまり、2人とも
「死ぬ時は一緒だ」
そういう、以心伝心状態だったということである。
(´;ω;) ポップとおっさんの仲良しぶりが好き、という人も多いはず。
もう、このバラン編の頃には、ポップのヘタレ臭はほぼ無くなっていた。
ダイを守るために竜騎衆を足止めしに行き、竜魔人と化したバランにメガンテまで放つことになった。
前述した通り、クロコダインを救ったのはポップなんだが。
バランの心を救ったのも、ポップだったと思う。
彼が死んでる状態でも呪文を放ってきたのを見て、バランは驚愕していた!
「友を想う心が、死してもなお、この少年の身体をつき動かしたとでもいうのか!?」
そして、バランは竜の血をポップに与えてくれた。
バランが人の心を取り戻したのは、ダイたちみんなの頑張りもあったけど。
やっぱり、ダイのために生死を超えて戦ったポップの影響が一番あったと思う。
(;´・ω・
この後のポップは、ザムザや鬼岩城との戦いを経て、マトリフ師匠から極大消滅呪文・メドローアを習得。
ハドラー親衛騎団とやりあいながら、最終決戦に挑んでいくことになるのだが・・。
ポップのせいで、なんかハドラー様もイイ人になっていってしまったな・・。
バーンパレスでの最終決戦時、キルトラップから脱出しようとするダイとポップだったが。
ポップだけが、協力してくれたハドラーを見捨てられず、脱出に失敗してしまった。
「わりぃ・・。あんたに、見とれちまった・・」
「必死でおれたちを生かそうとしてくれるアンタを見てたら・・なんだか他人に思えなくって」
「あんたが絶対に助からねえって、頭でわかってても、どうしても見捨ててくことに抵抗があって・・」
「だって、そうじゃねえか!」
「自分の誇りを賭けて・・。仲間たちと力を合わせて! 努力して!」
「正々堂々とおれたちと戦うために、必死に・・」
「必死に頑張りぬいてよ・・!!」
「おれたちと、どこが違う・・!?」
「同じじゃねえか・・!!」
ポップのこの言葉で、ハドラー様は涙を流し、ポップの生存を神に祈るほどの人格者に豹変。
(;´・ω・) その祈りは通じて「復活!大勇者!!」の流れになった。
少なく見ても。
クロコダイン、バラン、ハドラーあたりは、ポップのおかげで救われていたと思う。
クロコダイン
「オレの心の汚れを取り除いてくれたのは以下略」
バラン
「人間の心に、これほど強く打ちのめされるとは・・」
ハドラー
「お前の弟子たちは素晴らしかった。オレの生き方すら変えてしまうほどに・・」
(;´Д`) なんやこれww 敵キャラ更生させすぎじゃんwww
そして、言わずもがな。
「ポップ。君に出会えて・・よかった・・!!」
って言った主人公・ダイ君も、ポップに救われた1人である。
最後に。
ポップの一番かっこいいところは・・。
「ダイの最高の友達だった点」
ってことを語って終わりにします。
(;´Д`) 「ポップの何に一番感動するのか?」という結論を出す。
ダイの大冒険の2人の主人公。
ダイとポップの美しい友情こそが、最強にかっこいい&泣けるポイントであったと思う!!!
リンク
ポップは、主人公である勇者ダイと双璧を為す、裏の主人公だった。
物語の作り手の原作・三条先生からしてみれば、
「ダイは主人公だから、弱音を吐かせづらい」
「ポップが人間の弱い点担当」
ということらしい。
実際、作中でもっとも成長したのは、ポップだったのは間違いない。
そのおかげで、数々の感動シーンが生まれたことは確かだろう。
だが、そもそも。
「ダイの大冒険の世界におけるポップって、どんなキャラだったの?」
・・と言われれば。
ポップを一言でいうなら
「大魔道士」
「裏の主人公」
「成長ストーリー担当」
でも何でもなく。
「ダイの最高の友達」
コレに尽きるのではないだろうか?
バラン編の初頭で、自分の正体に悩み、
「ポップやレオナに、嫌われたくない!」と言って泣きながら湖に飛び込み、
竜の神殿を目指したダイ。
水中に消えていくダイを見ながら膝をつき、
涙を流しながらのポップの叫び。
「くだらねえこと気にしやがって!!」
「おれとおまえは友達じゃねえか! 仲間じゃねえか!!」
「おれは、お前の正体がバケモノだってかまわねえさ・・!」
「そんなの・・関係ねえよ!!!」
私は、これが作中におけるポップの、
一番にカッコいいセリフだったと思う。
(;´Д`) メルルがポップに心を奪われた原因も、実は明確にこのシーンなんです。
あとは、ダイ達が一度バーンに負けた後。
ダイは、ポップが「俺たちは友達じゃないか」と言って涙を流したその場所で、ポップと話して最終決戦への決意を固めるんだよね。
「本物の勇者かどうかなんて、関係ねえ」
「お前がダイだから、信じてるんだ・・」
「勇者がなんだ? 竜の騎士が、それがどうした!?」
「おれにとって、ダイはダイだ・・!!」
(;´・ω・ `) 前回は言えなかったことを、同じ場所で言い切りました。
そして、ポップで一番泣けるのは・・。
ポップそのものではなく。
こういう彼の友情、想いに対する、ダイの返事だったと思う。
「最高の友達・・ポップ・・!!」
「君に出会えて・・よかった・・!」
「許してくれ。こうすることが・・」
「こうして、自分の大好きなものをかばって命をかける事が・・」
「ずっと受け継がれてきた、おれの使命なんだよ」
・・なんというか・・。
リアルタイムで読んでた頃は、ポップの成長ぶりに感動しまくってたけど。
齢を重ねてから読み直すと、少し感じ方が違うんだよな。
今になって読み返すと。
「一人前になっていく少年のエピソード」
よりも。
「その少年たちの不滅の友情」
みたいな話の方が、明らかにカッコイイし、泣けると思えるんだよね。
ポップ
「正体なんか関係ない。大事な友達だ。おまえの為なら、命だって捨てられる!」
(メガンテとかな!)
ダイ
「ありがとう。でも許してくれ。君をかばって命をかけるのは、今度はおれの番だ」
(´;ω;`) このダイとの関係こそが、ポップの一番カッコ良くて、泣ける所だと思う!
結論。
ポップの最高にカッコイイところ、泣ける点は・・。
「戦いを通じて、一人前に成長していったキャラクター性」
・・ではなく。
「ダイにとっての最大の理解者であり、最高の親友だったところ」
だったと思うんだよなあ・・!!
・・いじょう!
(^ω^) 臆病でちっぽけな一人のダイ大ファンによる、ポップの魅力語りでした!!
☆他のダイの大冒険ネタ!
ドラクエ漫画の金字塔!!
『ダイの大冒険』を読み直そう!!
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