ヴェルザー「バーンを殺せ!」
思えば、最終回の前の段階でも、本体がピロロだっていう伏線はいくつかあったよね?
今日は、ダイの大冒険ネタです。
(;´Д`) キルバーンの正体が何だったのか、いつ気付いた?って話。
死神キルバーンは、
フレイザードが死んだあと、バラン編に差し掛かるあたりで初登場したけど。
彼はいつも仮面を被っており、最終回になって、ようやく正体が判明した。
ネタバレになるが、
あの死神キルバーンは実は人形で、操っている者が他にいた。
そう、いつも傍にいる一つ目ピエロ。
ピロロの方が、本当のキルバーンでしたね。
ピロロ=キルバーンは、実は冥竜王ヴェルザーの部下だった。
ヴェルザーは地上も征服したかったので、
地上を消滅させるというバーンの目的が達成されると困る。
そこで、以前にバーンとヴェルザーが結んだ停戦協定にのっとり、
「表向きは協力者」
だが、
「本当は隙を見つけて殺すための暗殺者」
こういう流れで、バーンの部下として送り込まれたんでしたな。
だが、キルバーンは最初の自己紹介から「バーンを殺せ」の暗号名を名乗っているし。
ヴェルザーも
「どうせ、こっちが何を考えてるのかはすぐバレるだろ」
「なら、酔狂なバーンが傍に置きたがるような面白キャラでいけよ」
「そうだな、最初から【お前を殺してやる】ネーミング、キルバーンって名乗るのはどう?ww」
こういうことは、ピロロと話し合ってはいたんだろうね。
ピロロ
「待ってください、キルバーンとか名乗ったら、その場で殺されたりしませんか!?」
ヴェルザー様
「大丈夫だって言ってんだろーが! 逆らうなら『しゃくねつほのお』で今すぐ燃やすぞ!!」
ピロロ
「わ、わかりました・・!!」
数百年後
ヴェルザー様(石像)
「バランにやられて石にされますた。キルバーンのヤツはまだバーンを倒せないのかなあ?」
ピロロ
「ヴェルザーは石になったらしいな。任務に失敗したらバーンに殺されそうだし、しばらく仕事休むかwww」
(;´Д`) こんな流れだったわけじゃないだろうな・・?
あるいは、ピロロが機転を利かせて、独断でそういうキャラづくりをしたのかもしれませんな。
このバーンとキルバーンの出会いの時に、
バーン様は「まさか、あやつの・・」と言っていた。
この段階では、ボツになった魔界編の構想が生きていたから、
ヴェルザーの名前が出なかったのかもしれない。
(;´Д`) あやつ=三条先生が密かに温めていたキャラ「魔界編の第三勢力のボス」だった説もありそうだ。
本当は、魔界には大魔王バーン、冥竜王ヴェルザー、
そしてもう1人、強いのがいる設定だったらしいからね。
(;´・ω・) ダイの大冒険の完結が決まったからこそ、キルバーンの主はヴェルザーになった・・と。
魔界編が続く予定なら、
ピロロは最終回で無事に逃走し、魔界編でキルバーン2号を操って出て来たりしたかも・・?
(;´Д`) その場合、こだわっていた魔法使いクン=ポップとの決着になったかな・・?
「ダメだ・・もう直らないっ・・!!」
これで気付いた人はソコソコいそう。
早い人なら、キルバーンがバランに胴切りされた時に気付いたかもしれない。
しかし・・。
キルバーンの正体はピロロだったけど。
早い人は、どこでそれに気が付いたのだろうか?
「小さい方が本体」という黄金パターンが当時あったのかどうかは知らないけど。
バランが真魔剛竜剣でキルバーン人形を真っ二つにした時、気付いた人はいそうだな。
ピロロが
「わっ! 大変だっ!!」
ってキルバーン人形に時の砂っぽいのをかけていたけど。
それでいきなりピクピク動き出して、身体を強引にくっつけるのって、非生物っぽいし。
「キルバーンはロボットか何かで、ピロロが操縦したりメンテしているのでは?」
って思った人もいると思う。
あとは、キルバーンの
「ボクの体内には、魔界のマグマと同じ成分が流れている」
ってセリフ。
(;´Д`) これを「それって、燃料なんじゃ・・?」って考えた人もいそうだね。
私が最初に違和感を感じたのは、
ピロロが双竜紋ダイVS老・大魔王バーンの戦いを覗きながら、
汗を掻いているところだったな。
(;´Д`) もう、ストーリー上では最終局面だったけど。
アバン先生がキルバーンと決闘中、
「どういう手段かは知らんが、外界の情報が手に入るようだな」
「今のお前は、明らかに勝負を焦っている」
ってセリフを言っていた。
ここでピロロが何もセリフを発しておらず、
汗を掻きながらも冷静にダイVSバーンの戦況を見守っている感があったので。
「ピロロって、実はただのピエロじゃない、意外と大物なのでは?」
みたいなことは感じていた。
この時は、実はキルバーン=ピロロって、
「バーンがダイに勝ったらマズい」
って思ってたんじゃないだろうか?
(;´Д`) 任務上、ダイが勝ってくれた方が嬉しいだろうし。
キルバーンをさっさと現実世界に戻して待機。
そして、ダイがバーンに勝てば良し。
だが、逆にバーンが勝って、
なおかつダメージを受けていたら、
キルバーンの仮面の下の黒のコアでバーンを殺そう。
そう考えていたんじゃないだろうか??
だから、アバン君が粘っているのを嫌がって「勝負を焦っている」感じになっていたとか。
(;´Д`) ここが、「バーンを殺せ!」のラストチャンスだっただろうしね。
その後、キルバーン人形はアバン先生にやられて、
ファントムレイザーを逆用されて首チョンパの刑となる。
ピロロは時の砂(?)を使うが、
「ダメだ・・。もう直らない・・っ」
との悲観的コメントを残してくれた。
「治る」じゃなくて「直る」だったのがミソですね。
(;´Д`) カンの良い読者は、ここで「ピロロが本体」と気付いたんだろうね。
(;´・ω・) こういうセリフを用意したってことは、原作の三条先生も「気付く読者はいるかな?」って楽しみにしていたんじゃないだろうか?
そして、最終回でキルバーンは正体を現し、
ピロロこそが真のキルバーンであることが発覚。
マァムさんの手で殺られてしまったのでした・・。
しかし、なんでキルバーンはみんなの前に姿を現したのだろうか・・。
どっか、1km先くらいで黒のコアを爆発させてれば、そこで大勝利だったのに。
(漫画の都合、ということは置いといて・・だ)
(;´・ω・ `) 人形キルバーンの性格がピロロの地なら、アバンに復讐の勝利宣言をしたかったのかもしれんね。
自己顕示欲のせいで死亡した・・のかな。
(^ω^) 人間みたいだよね・・ウククッ・・。
☆他のダイの大冒険ネタ!
ドラクエ漫画の金字塔!!
『ダイの大冒険』を読み直そう!!