ターレスとは・・。
かっこいい悪の純粋サイヤ人でした。
彼の正体と素性を振り返ろう!!
今日は、ドラゴンボールZの劇場版キャラを語ろう!! (;´Д`) 悟空のそっくりさん、ターレスネタです。 ターレスは、今からおよそ30年前の1990年。 ドラゴンボールZの劇場版・・。 「地球まるごと超決戦」に登場したサイヤ人の敵キャラでした。 彼の名前の由来は、普通に野菜のレタスからなんだけど。 食べ物の名前を少しアナグラムにしただけで、なんかカッコよくなった。 ただのレタスがどこかの古代ギリシアの哲学者みたいな名前に仕上がったのは、凄すぎると思う。 このターレスは、悟空やバーダックと顔が同じわけですが・・。 別に家族というわけではありません。 血縁関係も無い。 ターレスいわく。 「オレとカカロットが似ているのも無理はない・・」 「オレたち使い捨ての下級戦士はタイプが少ないからな」 ということです。 悟飯に「ん? お父さん・・?」と言われて。 「ほう、お前はカカロットの息子か」と返したシーン。 ここからすると、ターレスは、悟空の顔なんて知らなかったわけだ。 でも、悟飯が父親とカンチガイしたのを見て・・。 「へー、同じタイプ(同じ顔)なんだ」 と知ったわけですね。 この同じタイプってのは、どういうことなのか。 この映画の当時は・・。 サイヤ人の下級戦士はクローン兵器のような設定だったのか? 同じ遺伝子から、サイバイマンみたいにポコポコ製造されるみたいな。 でもベジータがフリーザに殺されたときに、「俺の親である王も、貴様の両親も・・」と言っているので。 悟空=カカロットは、普通にバーダックとギネの間に生まれたということだよね。 だから、サイヤ人の下級戦士がクローン製造装置か何かで培養されて生まれてくる、ってことはなさそうだ。 まあ、たぶん。 ラディッツが言っていたように、サイヤ人は「もともと少数民族だった」 それがツフル人の技術をパクって宇宙に進出するようになったら・・。 下級戦士は戦死、戦死、戦死の嵐。 それで遺伝子プールが狭いことになっていた・・。 ということなんじゃないだろうか。 そういうわけで・・。 悟空とターレスにはハッキリとは血縁関係はない。 だが、遺伝子的には、かなり近いものがあるのかもしれない。 (ひいひいじいさんあたりが同じ、みたいな?) だから外見は似ている。 それを同じタイプと呼んでいる、ということですね。 このターレスが出る映画「地球まるごと超決戦」は1990年7月。 バーダックのテレビスペシャル「たった一人の最終決戦」が1990年10月。 どうも当時は、悟空顔のキャラが流行っていたらしい。 ターレスという先駆者がいなかったら、バーダックも孫悟天もゴクウブラックもいなかった・・。 (;´Д`) なんてことが、あるのかないのか。
惑星ベジータ崩壊後、ターレスはどんな人生を送って地球まで来たのか??
ドラゴンボール大全集の、ターレスのキャラクター紹介にて。 「25年前の惑星ベジータ崩壊時に、奇跡的に生き残った」 「フリーザ配下のはぐれサイヤ人」 そう設定されている。 「オレたち下級戦士は使い捨て」 「チッ、しょせんは下級戦士。ブザマなもんだ・・」 「だが俺は違う!!!」 というセリフの連続から・・。 なーんか階級的・身分的なコンプレックスを抱いてそうな気がする。 そのせいか、同じ下級戦士の悟空とその息子を仲間にしようと執拗に勧誘してきた。 「なあ、小僧。オレと一緒に来る気はないか?」 「ひざまずいて詫びるなら、息子と一緒に仲間にしてやってもいいぞ!」 「命乞いをすれば許してやるぞ?どうだ、カカロット!」 その勧誘の回数、実に3回である。 そこまでして同族の仲間が欲しがるということは・・。 サイヤ人としての民族意識はかなり高いものがあるんだろう。 この辺は、ターレスの民族意識はラディッツと似てるかもしれない。 絶滅計画のOVAで、ターレスは言っていましたね。 「同じサイヤ人に殺されたサイヤ人の憎しみは、フリーザたちの怨念より強いのだ!!」 って。 同族に対する愛情や期待感は、わずかにあったということでしょう。 でも「フハハ、子どもが親を殺す、それがサイヤ人だ」と言うあたり。 このターレスも親殺しの男である可能性が普通にある。 このセリフはパラガスの言っていた時の方が有名だろうな。 「子どもに殺される・・。これもサイヤ人の定めか・・」って。 だから、ターレスのセリフは、ブロリーがパラガスを殺すシーンの前座みたいな感もある。 つまり・・。 ターレスは「一人用のポッドでか?」の一連のシーン。 この誕生に多大な貢献をしているとも言えよう!!! ターレスなしでは、ブロリーの魅力的なキャラ付けもなかったということですね。 ブロリーファンも、ターレスの映画は再チェックが必要かもしれませんね!!
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まあ、ここまで語ってきた通り。 ターレスはエリートへのコンプレックスがあったり、親殺しのシーンを見てきたわけだ。 つまり、惑星ベジータがなくなった時には、赤ん坊ってことはないはずだ。 だから、ターレスは悟空とは同世代ではない、と思う。 劇場版当時の劇中では、惑星ベジータ崩壊から約25年が経過している。 悟空の年齢が25歳としたら、そこから10~15歳くらいは年齢が上っぽい。 たぶん、地球に来た段階でターレスは40歳くらいだったんだと思う。 こうやって考えていくと、ターレスの人生像としては以下のような感じになりそうだ。 惑星ベジータでターレス誕生。 子どもの頃にエリート戦士にイジメられていた。 そして使い捨てになっていく下級戦士を見ていた。 少年時代に親を殺した。 15歳でフリーザによる惑星ベジータ崩壊。 その時、ターレスは偶然にも一人用のポッドで飛び立つ寸前だった。 20歳で神精樹を発見、全宇宙征服の野望を抱く。 30歳。フリーザの命令で僻地を攻めつつ、ターレス軍団結成。 40歳で地球来襲、カカロットの元気玉で殺される。 ・・こんな人生だったと予想される。 (;´Д`) 荒れてんなー。
ターレスとベジータ、ナッパ、ラディッツは面識があったのか?
たぶん、無いと思う。 ターレスは「ベジータ王子は生きている。側近でナッパがいた」 くらいは知っていたかもしれないけど。 設定ではターレス軍団もフリーザの配下らしい。 だけど、ベジータ達とは意図的に遠ざけられているだろうね。 サイヤ人は「徒党を組まれると厄介」ってのが前提にあるわけだから。 ベジータ達は惑星フリーザに置いて・・。 ドドリア、ザーボン、キュイ的なフリーザに近い位置での運用。 だが、ターレスは辺境から帰って来させず。 ギニュー特戦隊的な運用って感じだったんじゃないかなあ。 そのおかげで、ゆっくりと独自のクラッシャーターレス軍団作りと、神精樹の実によるドーピングにいそしめました、と。 まあ、いずれはフリーザはターレスを始末していたかもしれない。 だから「フリーザだってチョロイもんだ」 って同調してくれる味方を早く集めたかったのかもね。
ドラゴンボール全般において。
ターレスはサイヤ人の悪逆非道っぷりの肉付けに一役買っている。
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悟空がターレスの映画で叫んだセリフ。 「オラは、赤ん坊の時にアタマを打って本当に良かったと思ってるぞ」 「オメエみてえにならなくて済んだからなぁっ!!」 このセリフは、劇場版でも屈指の泣かせる名シーンだと思う。 悟空って・・。 「オラ腹減ったぞ~」みたいなことしか言ってないイメージがあるかもしれない。 でも、たまに深いこと言うよね。 スーパーサイヤ人になったあと、最終形態のフリーザに向かってのセリフ。 「だから滅びた・・」とか。 劇場版はピッコロ、ヤムチャ、天津飯、餃子が生き残ってるからパラレルワールド臭いけど。 「好きな星をぶち壊し、旨いものを食い、旨い酒に酔う」 「こんなに楽しい生活はないぜ?」 って悟飯に言い切ったターレス。 こういう純粋の悪党サイヤ人キャラを出すことで。 フリーザ 「貴様らサイヤ人が罪もないものを殺さなかったというのか」 超サイヤ人悟空 「だから滅びた・・」 このやり取りに深みが増してるのは間違いない。 ターレスは存在自体が魅力的なキャラではあったけど。 ドラゴンボールZにおいてサイヤ人を語るとき、欠かせないキャラでもあるんだよね。 あとは・・。 死に際に迫力がありすぎた。 最後に対峙する悟空とターレス。 悟空が元気玉を発動すると、ターレスのスカウターがはじけ飛ぶ。 そのままターレスの巨大なエネルギー波と元気玉がぶつかる。 しかし、元気玉がターレスに直撃。 そのまま元気玉は神精樹の樹にめり込み、樹の中を天空高くに向かって上昇。 絶叫するターレスとともに、神精樹の樹も粉々に爆散して決着。 ・・。 これ以上の死にっぷりを晒した劇場版のボスキャラはいないだろう。 今後、ドラゴンボールの映画でいくら新作を出しても・・。 ターレスを超える死に方は無いと思う。 (;´Д`) 以上、カカロットのそっくりさんのお話でした!
ドラゴンボールの考察!
ドラゴンボールの戦闘力談義!
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