三面怪人ダダは幼児期のトラウマ!しかし今はパシリっぷりがかわいそうに感じる!!【ウルトラマン】

みんなのトラウマ・ダダ星人。
個人的にはCタイプが一番怖い!!


今日は、ウルトラシリーズネタです。



(;´Д`) あのトラウマ宇宙人について語る。



ダダ271号。

ウルトラマンの第28話、「人間標本5・6」に登場した三面怪人である。


(この5・6というのは、秋川技官とムラマツキャップのことですね)


ダダは、地球人の標本を集めるために、密かに地球に侵入してきた宇宙生物。


ダダA,B,Cと、3つの顔を使いこなす恐ろしい宇宙人でした!!



本当は一人だけなんだが、3人いるように見せかけるために、3種類の顔を用意しているのだ。



「俺たちはいっぱいいるんだぞ!」

って、威嚇するために三面機能を持っている、ってことですね。



これだと「セコいヤツだな~」と思うかもしれない。




だが、幼少期に観たダダはトラウマものでした。 




まず、ダダの登場する場面・・。


山の上の孤立した「宇宙線研究所」で、計器類に異常が起こるシーン。

研究所員たちが怪現象に驚いているところです。



突如、謎の発光が起こり、研究員たちは時間停止されてしまう・・!!


そして・・。



心臓の鼓動音のような気持ち悪い効果音が流れ出す。

すると、何もない空間からダダが出現!!

ミクロ化器を使い、次々に研究員を捕獲していく・・!!!




いちばんの被害者は誰かって言ったら・・。

ダダに遭遇して一生懸命に逃げた、研究所員のお兄さんだろう。

テレポートで彼の行く先々に先回りし、違った顔で掴みかかろうとするダダ!!




こんなん、私だったら気絶するわ!!

つうか、子どもの頃。




「夜中にトイレの戸を開けたら、ダダがいたらどうしよう!!」

とか思ってたし。



(´;ω;`) マジで怖かった。




さらに気持ち悪いのは、ダダがこのお兄さんの身体に憑依した後だ。


ムラマツは、ダダが乗り移ったお兄さんをスーパーガンで撃つんだが。

正体を現し、ダダが苦しみながら消える・・。




(;´Д`) お兄さんはどこへ行ったの??




完全にダダと同化させられていたのか!!??

これだと、ダダがお兄さんの肉体を完全に侵食し、乗っ取ったとしか思えない!

非常にキモチワルイ!!




その後、ムラマツとIQが145の秋川技官は、一緒に逃げるんだが。


非常口から出ようとするムラマツたちに近づくシーンが一番怖いかも。

ご丁寧に、照明まで落としてあるし。




・・と。

ここまでは、ダダは不気味で恐ろしい怪物だったのだが・・。


この後から、雲行きが怪しくなってくる。

ウルトラマンが登場した後、ダダはかわいそうな労働者みたいなキャラになってしまった!!

ダダと遭遇した後、ムラマツのスーパーガンが燃料切れになったが・・。

それに対抗意識を燃やしたのか、ダダもミクロ化器を故障させてしまう。



その状態で、代用品を頼む前にムラマツたちのところに行って脅かしたりする。

これは何がしたいのか、さっぱりわからない!!



両手を突き出した無防備な格好で迫るのもワケワカメ。

前のシーンからは、スーパーガンでもけっこうダメージがあると思われるのだが。




ムラマツがエネルギー切れしてなかったら・・。

ダダは大ダメージを受けていたかもしれんぞ!?




その後、ムラマツが電波妨害を解除し、ハヤタに連絡を取る。

するとハヤタはベーターカプセルでウルトラマンに変身!

躊躇なく、しかも科特隊の作戦室で変身した。



ウルトラマンはダダのことを知ってたのだろうか?

ムラマツの「ダダに襲われている!応援頼む!」の後。

ハヤタは返事をした後、ちょっと考えるような表情も見せた。




「うげぇ。ダダ星人か・・」

「あいつら、地球にまで来たのかよ」


とか思ってたのかもしれないね。





そして、ダダは。


ウルトラマンが現れると、もう完全にダメ。


ダダが最初に飛び立つシーンこそ、曲も相まって恐ろしかったものの・・。



まるで相手にならずにボコボコにされたうえに、

スペシウム光線を顔面に食らい、グルグル回転しながらぶっ倒れた。


酔いつぶれたオッサンのようなカッコのまま、一時撤退。

もう、完全にギャグキャラになってしまっていた!





そこで、ダダ上司に泣きつく有名なセリフを吐く!



「ダメだ・・!ウルトラマンは強い・・!!!」



大怪我をしながら上司に助けを求めるが、ねぎらいの言葉を掛けられることもなく。



「標本を集めて、さっさと転送しろ!!」



的な無情なお言葉をいただいてしまう・・。




そして、上司の命令なのでダダはウルトラマンを放置し、再びムラマツたちを襲うのだが・・。


ムラマツのタックルで吹っ飛ばされて倒れる姿が、妙に哀愁を誘う。


さらに、捕まえなきゃいけないムラマツたちを追いつめて、屋上から落とすというマヌケぶりをさらす!!



もしかして、スペシウム光線を顔面に食らって、意識が朦朧としてたんじゃないのか??



あるいは、自分のやってることに葛藤してたり??



(こいつらを標本にしても・・。いたわりの言葉は無い)

(どうせ、上司の手柄になっちまうんだしな)


(俺は、こんな星で何をしてるんだ?)

(大火傷して、死の危険を冒して、やる価値のある仕事か??)


(このまま、落としてやろうか・・)

(あの糞上司の手柄になんか、させるもんかよ!!)



・・みたいな。



こういうヘンテコな脳内ストーリーを描かなければ。

ムラマツたちを追いかけるダダがやってることは、意味不明なのである。



その後、ウルトラマンを40m→2mくらいまで縮ませたり抵抗するが・・。

空に逃げたところ、二度目のスペシウム光線で爆死しました。



さすがにこの頃になると、怖いというよりもかわいそうになってくる。




このように、ダダは・・。

トラウマを与えつつ、笑わせ、同情させる。

ものすごいキャラクター性を持っていたのでした!!




(;´・ω・) トラウマキャラ、ギャグキャラ、同情させるキャラの三属性。


(;´Д`) それが、ダダの真の「三面」だったのかもしれない!




そして。

人間標本にされた4人の研究者たちと、捕まった研究所の人は帰ってこれたのか??

5・6を採取する前に、事前に転送されてしまっているのか・・。



「SOSダダ」って書き残した人は、誰だったのか。

その人も、捕まって「標本として適当ではない」

って、処分されてしまったのか??



それらは、永遠の謎である・・。

メフィラス星人の回では、ケムール人ではなくダダ二代目が登場する予定だった。
これは観てみたかったかも!!

ダダが登場した28話からしばらくして。

33話の「禁じられた言葉」で、メフィラス星人が登場する!



メフィラス星人は、バルタン星人三代目、ザラブ星人二代目。

そして、ケムール人の二代目を配下にしているのだが・・。



本当は、ケムール人の代わりにダダが登場する予定だったようだ。


(ダダの着ぐるみがイベントで出払ってた、壊れてたetcで出れなかった??)



ケムール人二代目が、ゼットンと同じ効果音を出しながら出現するシーンは割と好きなんだが。



ダダが出るバージョンも見てみたかった。


メフィラス星人の部下だから、ダダのカラーはもう少し黒い成分が増えているだろう。



ひょっとしたら、ケムール人二代目の首から下のデザインだったかも??



そんなブラックカラーな、ダダ二代目。



あの気持ち悪い心臓の鼓動音みたいなのを響かせながら・・。

バルタン三代目に続いてビル街に現れ、「ダ~ダ~」と叫ぶ!!




あるいは、ムラマツのチョップで突き落とされたときの絶叫。

「グオォ~~ッ!!」でもカッコイイかも!!




この絵面は、けっこう観てみたいと思えるんだよね!!




まあ・・。

いきなり現れるから、間違いなくトラウマ2回目になっただろうけどね!!!



(;´Д`) ケムール人の方が怖い、って人もいるかも。




☆他の初代ウルトラマンネタ!





☆ウルトラシリーズ感想!