戦争の語り部が引退して減少してるが、うざいと思う人もいるらしい。

語り部の言葉が力を持たないとしたら。
それは「戦争が起きた理由を語れないから」じゃないかなあ・・。

2023年7月末。




(;´・ω・ `) ロシアのウクライナ侵攻が終わらぬまま、日本は終戦の日を迎えそうですな。




なんか、戦争の語り部が引退したり、亡くなったりして減少しているらしいな。




ド底辺アラフォーである私も、


25年前の中学時代に、修学旅行先の広島で、語り部の話を聞いた記憶がある。




(;´Д`) 内容は、ほとんど覚えてないが・・。




世の中には、「語り部がうざい」みたいなことを言う人もいるようだな。



2010年代には、「死に損ない」みたいな暴言を吐く学生もいたようだ。





(;´・ω・ `) ネットで調べると、言われた語り部の方にも問題があった、みたいなネタが出てくるが、どうなんだろな。





私は、もちろん語り部がうざいとは思わないんだけど。


中学の修学旅行の段階で、広島の語り部さんの話を聞いた時。




「ああ、この話は、きっと戦争を止めることには、あんまり役に立たない」




みたいなことは感じた記憶がある。




なるほど、悲惨な戦争体験を語り継ぐのは、有意義なことだと思う。




ただ、それは


「誰も、悲しい思いをするべきではない」


という程度のレベルのものであって。




戦争回避のために100の思考が必要な時に、


5くらいにしかなってないんじゃないか、って思ってたな。




「なぜ戦争は起きるのか? どうすればそれを回避できるのか?」



聞きたいのは、そういう話だった。





「なぜ、戦争は起こったのか?」



こう言われて、


正確に答えられる戦争体験者は、いったい何人いたのだろうか。





「軍部が暴走したから」



「日本が真珠湾を攻撃したから」





本当にそうなのか?


戦争に勝った側が吹き込んだ歴史を、そのまま喋ってるんではないのか?





「どうして戦争になったのか」



これを分解した上での



「なぜ、人は争うのか」




昔の人に聞きたかったのは、そういうことだった。





戦争の体験で悲惨だ、悲劇だ、と言われても。


その戦争が起こった原因が、


人間という動物の、どこから来てるのか。


語り部は、まったく語る力を持っていない。





もし、「語り部がうざい」という人がいるのなら。


そういうもどかしさを感じて、


イライラしているのではないだろうか。





かつてスピノザという人が言った。




「人間にかかわる事象においては、笑わず、泣かず 、憤らず、ただ理解せよ」




なぜ人は争うのか。




感情を込めずに、


徹底的に考え抜いてこそ、


何かが見えてくる気がするんだがな・・。





(;´・ω・ `) 戦争を止めたいなら、人類についての学問をするしかないんじゃないかな、と。

☆日々の徒然草