悟空の父親で超人気キャラ・バーダックが最強にカッコよすぎる理由を、リアルタイム世代が語ってみます!!
今日も、ドラゴンボールネタです。
(^ω^) きのう戦闘力を考察した、彼のお話。
そう・・。
原作漫画では2コマしか出てこないのに、超人気なキャラについて語ろう!
その男の名は、バーダック・・。
アニメでギニュー特戦隊が暴れてた辺りで、挿入されたスペシャル番組。
「たったひとりの最終決戦」において初登場したサイヤ人。
そして、ドラゴンボールの主人公・孫悟空=カカロットの実の父親である。
彼はねー、メチャクチャかっこいいですよね。
フリーザに単身挑んだところは当然ですが。
悟空とも、同時期のそっくりさんのターレスとも違う独特の雰囲気。
個人的には、ドドリアの部下を同士討ちさせた後、「フフッ」って不敵に笑うところ。
これが、バーダックのビジュアル的に一番かっこいいシーンだったと思いますね!
ちなみに。
彼の名前の由来は、英語のゴボウ、バーダックから。
人参のカカロット、大根のラディッツ。
嫁がネギのギネ、彼女だけ根菜ではない。
(;´Д`) ・・子供の命名は、父方の方に倣ってる??
もし、バーダックの名前よりも先に
「たったひとりの最終決戦」のシナリオができてたとしたら・・。
フリーザの宇宙船に向かう際に、惑星戦士たちをゴボウ抜きしてるので。
DBZ制作陣のみなさん
「うん、悟空の父はゴボウ抜きしてるから、バーダックって名前にしよう」
って流れで名付けられたのかも??
(;´・ω・) そんなわけあるか??
しかし・・。
なぜ我々は、リアルタイム時、そして今もバーダックに惹かれるのだろうか?
闘いぶりだけでなく、他にも何か、魅力的な面があるのではないだろうか??
(;´Д`) これから、それを考えてみる。
バーダックのイケてるイメージには、名曲ソリッドステートスカウターがかなりの貢献をしてると思う!!
リンク
まず、バーダックのわかり易いカッコイイ点といえば・・。
やはり、神曲であるテーマソング。
「ソリッドステートスカウター」をBGMにして闘うところだろうか。
ミート星にて、バーダックチームがドドリアの手によって壊滅。
バーダックは、自分と仲間の血が染み込んだトーマのハチマキを頭に巻き・・。
ドドリアの部下たちに闘いに挑むことになる!!
油断したアプールの頭を叩き潰し、ドドリアの部下を羽交い絞めして、同士討ちさせる。
赤鬼タイプのクランボを利用して、2体の敵を同時に撃破。
そして、最後のフリーザの宇宙船への特攻・・。
これら、バーダックのバトルの際には、必ずソリッドステートスカウターが流れていましたね。
リアルタイムや再放送、それにDVDで初めて彼の闘いぶりを見たとき・・。
視聴者、つまりあなたは・・。
バーダックのバトルシーン
+
ソリッドステートスカウターという名曲BGM
この組み合わせに・・。
かなりの衝撃を受けたのではないだろうか!?
(^ω^) 悟空のオヤジ、かっこよすぎ・・!! と。
(;´Д`) 戦闘力も10000くらいあるしね。
「放たれた運命の子供」では優しくていいやつっぽかったけど。
バーダックもギネも天国には行けない気がする。
リンク
バーダックの闘いぶりが、最強にかっこいいとして・・。
彼の性格は、どうだったであろうか???
近年になって鳥山先生が描いた「ドラゴンボールマイナス 放たれた運命の子供」においては、バーダックは優しい面もあった。
この漫画では何と、カカロットを地球に送り込んだのは、バーダック自身であった!
しかも、フリーザが惑星ベジータを滅ぼしに来る気がするから、カカロットだけでも逃がす・・。
・・という動機になっていた!!
奥さんのギネの影響で、「甘ったるい病気が移った」ということらしいが。
(;´Д`) つまり、最近のバーダックは、息子想い設定になっている。
だが、初登場のテレビスペシャルでは、悟空を地球に送ったのはフリーザ軍でした。
バーダックは、カカロットという名前も自分で付けてはいないし、スカウターで悟空を見て
「戦闘力たったの2・・クズが!」
と吐き捨ててその場を去った。
その後に宇宙船ですれ違ったりはしたけど、息子との対面はこれが最初で最後でした。
このテレビスペシャルでは、悟空に対して愛情らしきものは見せてないのだが。
ラストのフリーザとの対決で
「カカロットの運命・・(も変わる)」
と言っていたので。
TVSP当時も
「まったく気にかけていなかった」
というわけではなさそうですね。
(;´・ω・) 意外かな??
まあ、それはサイヤ人らしくない生き方をする息子を予知夢で見て、
それは好ましくないから変わるべき、と思ってたってことかもしれないけどね。
だが・・。
仮にバーダックが息子の身を案じていたとしても。
・・それでも、大悪党である。
普通によその星を攻めてるわけだし。
ギネもそれに関しては何も言わないし、加担してはいる・・。
(;´・ω・) ラディッツが戦闘員になった、って平然としてたからね。
(;´Д`) 温厚と名高いギネさんですら、このありさま。
というわけで。
大悪党のフリーザに負けてしまったとはいえ、悪人は悪人。
客観的に見たら、この夫婦は・・。
二人そろって地獄行きなのだ。
ブウ編のピッコロさんがベジータに言ったように
「罪もない者を殺し過ぎた(ギネはそれに加担した)」
「死ねば肉体は無となり、魂は悟空とは違う世界(地獄)に運ばれる」
そんな道を辿ったことだろう。
これは、一見かわいそうだと思うかもしれない。
だが、個人的には、バーダックがカッコいい一番の理由は、悪人のまま地獄に行ったからだと思う。
(;´・ω・ `) 悪人のまま人生を終えたのが、カッコ悪いわけではないという話をする。
悟空の「だから滅びた・・」は、実父バーダックに対しての言葉でもある!?
バーダックが倒れ、惑星ベジータが崩壊してから24年後。
ナメック星編にて、悟空 VS フリーザの激闘が繰り広げられることになる!!
クリリンが殺され、悟空はついにスーパーサイヤ人に覚醒!
悟空は、悟飯とピッコロをデスビームで狙撃しようとするフリーザの前に立ち塞がり、次のように言い放ちます。
悟空
「いい加減にしろ。このクズやろう・・!!」
「罪もないものを、次から次へと殺しやがって・・!!」
「クリリンまで・・!」
フリーザは超悟空にボコボコにされるが、口から血を流しつつ、不敵に笑う!!
フリーザ
「偉そうなことを言いやがって!!」
「貴様らサイヤ人が、罪も無いものを殺さなかったとでもいうのか!?」
これに対する返しが、悟空の有名な
「だから滅びた・・」
ですね。
サイヤ人は、殺戮と侵略ばかりしていた。
だから、結局は自分たちよりもさらに邪悪なフリーザに滅ぼされてしまった、ということですね。
悟空の「だから滅びた・・」は、
「共存共栄の道を選べない連中の末路なんて、殺し合いで消えていくのみ。解り切ってるだろJK」
って感じだったんでしょうか?
さらにそこから
「今度はこのオレがきさまを滅ぼす」
=
「フリーザ。次に消えるのは、お前の番なんだよ」
・・ということになる。
そうすると、だ。
悟空の価値観と、バーダックの価値観はまるで逆、ということになる。
いかにバーダックが大悪党のフリーザに挑んだとしても。
それは正義の心に目覚めたから、というわけではなかった。
「オレたちを裏切ったアイツを許さない!」
「惑星ベジータを破壊させるわけにはいかない!!」
トーマ達を殺された復讐心と、民族滅亡の未来を回避するため。
それが、バーダックがフリーザに挑んだ動機でした。
そんな動機じゃ、
バーダックに全滅させられたカナッサ星人たち。
バーダックの仲間たちに殺されたミート星人たち。
彼らは、何一つ納得しないわけでして。
あの世のカナッサ星人やミート星人にコメントを取ったら・・。
間違いなく、次のような感想を聞かせてくれるだろう。
カナッサ星人+ミート星人
「フリーザ? バーダック? どっちも絶対に許さない」
・・と。
つまり、バーダックとフリーザは・・。
同類項の殺戮者、侵略者。
同じ穴のムジナだったのである。
そいつらが殺し合って、たまたまフリーザではなくサイヤ人が
悟空の言うところの「だから滅びた」のだ。
もし、ラディッツの代わりに、バーダックが生きてて悟空を迎えに来たとする。
そこで、サイヤ人の生業を伝え、「惑星ベジータの仇をお前が討つんだ!」と言われたとしても。
悟空の返事は・・。
カメハウスでのラディッツへの言葉と、同じものになったのではないだろうか??
つまり
「もういい! おめえがオラの父ちゃんだろうがなんだろうが、関係ねえ!!」
「クリリンの言うとおりだよ。おめえなんか、最低だ!!!」
「オラはここで育った孫悟空だ! とっとと帰れ!!!」
と。
(;´Д`) 心温まる再会には、100%ならない。
バーダックの生き方と価値観は・・。
悟空にとっては、到底受け入れられるものではない。
バーダックは・・。
主人公である息子には、まったく受け入れてもらえない価値観を抱いたまま、巨悪フリーザの前に敗れ去っていった。
これだけなら、救いようがないと言えるかもしれない。
だが、そもそも
「フリーザ編のクライマックスとは何だったのか?」
ということを考える時。
そのバーダックの「死後に地獄に行くような、救いようのなさ」こそが、最大のかっこよさに繋がってくるんだと思う。
「伝説のスーパーサイヤ人」が否定したサイヤ人の生き方。
バーダックがカッコイイのは、そこ止まりで終わってしまったからです。
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ナメック星編でのラスト。
悟空は、クリリンの死によってスーパーサイヤ人に覚醒した。
「穏やかな心を持ちながら、激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士・・」
「スーパーサイヤ人 孫悟空だ!!」
(^ω^) ドラゴンボールファンで、このセリフを知らないヤツはおらんだろう。
そして、フリーザは
「いくらがんばっても、ベジータにはなれなかったわけだ!」
と悪態をつき、崩壊するナメック星で最終決戦となった。
悟空
「クリリンのことかーー!!!!」
フリーザ
「オレに殺されるべきなんだーーーー!!!」
これら数々の名セリフを産み出したバトルも終わり・・。
結局、フリーザはスーパーサイヤ人となった悟空に敗れる。
「だから滅びた」の流れの中にいたヤツらの頂点にいた存在すらも・・。
「やはり滅びた」のだ。
(;´・ω・) 実は、まだ生きてたけどさ。
これの泣ける点というか、ナメック星編における最大の盛り上がり、カタルシスを感じる点って。
「破壊、略奪、殺戮だけしかできないヤツらは、無惨に潰し合って『だから滅びる』運命しかない」
「だが、残虐なはずのサイヤ人が親友を持ち、その命を奪われた怒りで最強戦士に目覚めた」
「つまり『生きろよ。生きて、命のありがたさを思い知れ!!』と叫ぶ、優しい人こそが最強だったんだ」
コレだよね。
近年のバーダックは、再登場してマイホームパパになったり、スーパーサイヤ人になったりしてるけど。
基本的には悪党である。
ナメック星編の連載当時は、バーダックは冷酷なサイヤ人の1人に過ぎなかった。
他ならぬ悟空に否定される『だから滅びた』の流れの中に消えていった存在だったのだ。
そんな男の息子が「命のありがたさを思い知れ」という価値観を引っ提げて最強戦士に覚醒し、フリーザを倒した・・。
というのは、かなり感動できるのではないだろうか??
そう・・。
カカロットは、バーダックの何を超えたのか?
ということである。
そして・・。
そんなバーダックも、悪い点ばかりだったわけではない。
惨殺されたトーマやセリパ達、バーダックチームの仲間の死を悲しむ心はあった。
破壊されようとしている故郷・惑星ベジータを救いたいという気持ちもあった。
それに。
息子の将来を予知夢で未来視し・・。
(サイヤ人らしくなくなってしまう息子の未来を見て)
「カカロットの運命も変わる」
(自分が変えてみせる)
方向性はどうあれ、最後の最後にわずかだが息子のことを案じていた。
よって。
バーダックの最強にカッコイイところは・・。
後に最強戦士スーパーサイヤ人となった息子・カカロットに
「だから滅びた」
と言われる存在。
そこ止まりで終わってしまった人物であるという点。
それを前提として、
実はサイヤ人らしくない部分も見せていたというところ。
仲間のために闘い、
故郷のためにフリーザに挑み、
最後の最後に、わずかだが息子の将来を案じていた。
そして・・
そ の 気 持 ち を
誰 も 知 ら な い 。
バーダックは、残念ながらサイヤ人としての殺戮の宿命から抜け出せなかった。
だが、サイヤ人らしくなく、何かのため、誰かのために闘う心はほんの少しだけ持っていたのだ。
その心を、誰にも知られないまま・・。
「だから滅びた」の運命の流れの中に
はかなく消えていった・・。
・・
そんな哀しいトコロが、バーダックの最高のかっこよさだった、と思うんだよね。
(^ω^) リアルタイム世代の意見だす。
ドラゴンボールの考察!
ドラゴンボールの戦闘力談義!
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