「鼻がない・・?クリリンのことかー!!」クリリンのいいやつっぷりについて語ろう!【ドラゴンボール】

クリリンが一番いいヤツだったのって、タンバリンに殺された時だよな?

このシーンがなければ、「クリリンのことかー!!」はなかった・・。
そういう可能性がある、ってことを考察していきます。

引用:鳥山明『ドラゴンボール完全版 9巻 220ページ』
今日はドラゴンボールネタです。



(^ω^) クリリンのいいヤツっぷりについて語ろう!!



彼はドラゴンボールの主人公・孫悟空の親友ポジションのキャラ。


かめはめ波だけでなく、気円斬、拡散エネルギー波などの多彩な技を持っていた!



ベジータやフリーザ相手では戦闘力が劣っていても・・。


豊富な戦闘経験を感じさせる立ち回りで出し抜き、うまいこと立ち回る!!



奥さんの18号が超美人なのも羨ましい点。


最終的には、我らのヤムチャ様から「地球人最強」の称号をもらいました。




なんだかんだで、悟飯やデンデを始め、クリリンを慕う人間は多いと思われる。


気さくで面倒見の良い性格はもちろん、技巧と機転で戦闘力の差を埋めてしまう達人としても尊敬されていそうだ。



18号を助けるために緊急停止コントローラを破壊してしまったことには、セルの完全体を助ける結果になったために賛否両論あるようだが・・。


個人的には、人間味があっていいと思う。


惚れた女を何とかして助けたい、って思考は別に普通だと思うし。




悟空もクリリンのことはいいヤツだと思っている。


超サイヤ人になった時「クリリンはいいやつだった・・本当にいいやつだった」と振り返っている。


伝説の名台詞「クリリンのことかーーーーー!!!!」はドラゴンボール世代なら誰でも知っている。





そこで、ひとつ考えてみたい。


「悟空にとってクリリンが最もいいヤツだったのって、どのシーンだったんだろうか?」


・・と。



それは、クリリンがピッコロ大魔王の部下・タンバリンに殺された場面だと思う。




以下、選んだ理由を独断と偏見で勝手に語っていく!!

悟空にとって、タンバリンに殺されたクリリンは自分の身代わりで死んだようなものである。

クリリンがタンバリンに殺された状況を思い出そう。


第22回天下一武道会が、天津飯の優勝という形で幕を下ろした直後。



決勝戦で疲れ切った悟空は、控室に自分の荷物を取りに行こうとする。


しかし、そこは気配りのできる男クリリン。


彼は「お前クタクタだろ。俺が取ってきてやるよ」と悟空の代わりに荷物を取りに行きます。




・・

そして、魔族タンバリンに殺されました。



(;´・ω・) 読者が受けた衝撃は、はかりしれない。





・・これ、冷静に考えると悟空としてはキッツいな。


「一番の仲良し君が、自分を気遣って荷物を取りに行ってくれたが、見に行ってみると通り魔に殺されてた」


ってことです。




悟空はタンバリンに激怒し、殺意を丸出しにするわけだが。




あとあと冷静になれば・・。


「オラが取りに行ってれば、クリリンは死なずに済んだ」

と思ったかもしれない。




まあ、クリリンが殺された時は悟空は疲れ切っていて、実際にその後タンバリンに敗北しました。


つまり、悟空が自分で荷物を取りに行っても、普通にタンバリンに殺されていたのは確実。




仮に天津飯でも、やはり消耗しているからタンバリンには勝てません。


この状態でタンバリンに勝てる可能性があるのは、あまり消耗せずに天津飯に降参した亀仙人くらいでしょう。




体力ゼロ悟空、体力ゼロ天津飯、体力半端クリリンの内の誰か2人コンビでも負けるんじゃないだろうか。


・・餃子? あいつは誰かが置いてきた。


ヤムチャ・・は、足を骨折しているので。

違った意味で足元がお留守な感じです。




それまでの悟空とクリリンは、修行時代を共にし、一緒にレッドリボン軍と闘った間柄。


要所要所でクリリンがいいやつだったことはあっただろう。


亀仙流の修行の合間に語らったり、悟空が苦手な勉強を教えてくれたこともあったかもしれない。




しかし

「自分を気遣って如意棒と四星球を取りに行ってくれて、殺されてしまった」

という事実。



悟空にとって、これ以上のイイヤツっぷりは無かったのではないだろうか???




他にも、クリリンが悟空への思いやりを表すシーンはいくつもある・・。


ベジータ戦に赴く悟空を「死ぬなよ、親友」と激励する。


ベジータを逃がそうとする悟空の意を汲み、願いを聞いてベジータを見逃してくれる。


などなど、クリリンの人格が現れているシーンは多い。




だが、どれも悟空にタンバリン時の身代わり死を超える衝撃を与えることは無かったのでは・・?




ベジータが超サイヤ人に初めて変身したキッカケ。


それは「カカロットを超えられない自分への怒り」だった。




悟空の初めての超サイヤ人化の原因は・・。


「クリリンを殺したフリーザへの怒り」が原因。


・・ということにはなっているけど。





もしかしたら、悟空にも・・。


「オラは、またアイツを死なせてしまったのか!!!」


みたいな「自分への怒り」も僅かにあったのかもしれない。


・・とか、勝手に思っているんだよね。



(;´・ω・) どうだったんだろうね。

最近、鳥山明先生が「悟空とクリリンに友情は無い」って言ってたらしいけど・・。

これは、正しいとも言えるし、正しくないとも言えるね。


悟空にとって、クリリンが大事な存在なのは疑いの余地はない。



ピッコロ大魔王に対する

「お前はオラの大事なものをたくさん奪ってしまった」

というセリフからもわかる。



けど「常に行動を共にする親友」ってよりも・・。

「武の道を一緒に歩いてきた尊敬できる同志」

って感じなんだと思う。




よくよく考えてみると。

悟空は他のキャラとプライベートで絡んでいる節は無い。



「世界の危機のため何年も修行していたから、物理的に会えない」

「死んでいたから、地球にいるはずもない」



ということは何度もあった。




だが、平和な時でも他のZ戦士と会ったりはしていない・・。


第23回天下一武道界でマジュニアを倒して優勝後。

死んでいたわけでもないのに、5年間もクリリンと会ってないのである。

(映画では一緒にキャンプをしたりしてたけどね)




原作ラストのウーブが出てくる天下一武道会でも、5年ぶりに会ったブルマに呆れられていた。


「ほっとくと修行するって言って永久に会いに来ない。あんたは昔からそういうヤツだ」と。


悟空は「5年ぐらい前に会ったばっかじゃねーか」

と返すので、時間の概念が常人と違うのかもしれない。




ちなみに、この「5年前に会った」時の出来事は、たぶん悟飯とビーデルの結婚式なんだろうね。


パンが4歳だし。

それを説明していないのは、「読者の方で考えてくれ」的な、なかなか面白いやりとりの気がする。




あと、極端な例では・・。


悟空は、マジュニア戦後~メカフリーザ来襲までの10年近く・・。

ヤムチャ、天津飯、餃子の3人とは・・。

会ってすらいない・・。


(ターレスの映画くらいだろう。パラレルっぽいけど)




特に餃子なんて、悟空と接触したのはごくわずか。


22回天下一武道会、23回天下一武道会、そしてメカフリーザ来襲の日。




悟空と餃子は、生涯で合計3日しか一緒にいなかった。


それどころか、悟空と餃子は会話したことすらない。




それでもナッパから「自爆してバラバラになったチビ」と言われて真っ先に餃子を思い浮かべた。


さらに「今の一発はチャオズのうらみだ」と言ってくれるなら、なかなか情に厚いんじゃないかと思うが。



ともかく、悟空は自分からは「会おうぜ~、遊ぼうぜ~」みたいなことは全く言わないタイプなのだ。


しかも、誘われても行かない。


とことんマイペースである。




そういう「(ベタベタした)友情が無い」と言われたなら・・。

「まあ、そりゃそうだろうな」ということである。



でも、悟空にとってクリリン達が大事な仲間であることには変わりない。

地球の危機が無くて何年もほったらかしでも、しっかり仲間のことは覚えている(餃子とか大して絡んでない人でも)


で、いざ世界がピンチになって、凶悪な敵の前に仲間が倒れると、ブチ切れるというわけだ。




平和時と戦時中を比較すると、だいたい以下のような感じになるが・・。



〇平和時


「息子を4歳になるまで誰にも紹介しない、つうか誰にも会いに行かない」

「待っててくれても地球には帰らない。ヤードラット星で術を学ぶんだ」

「あの世の達人を知りたいから生き返らない。二度と会えなくてもいいや」

「5年前に会ったばっかりだろ。修行するからみんなと会う気は無い」




〇戦時中


「お前はオラの大事なものをたくさん奪ってしまった」

「今の一発は餃子のうらみだ!」

「あいつは本当にいいヤツだった。オレの一番の仲間・・」

「クリリンのことかーーーーーー!!!!!」





これは・・。

このカカロットという男。


(;´・ω・) ツンデレの変種・亜種なのでは・・? 

メカフリーザ戦後、悟空はクリリンが2回生き返ってることに無関心だったんだが、なぜだろうか?

木っ端みじんから復活したクリリンと、フリーザに勝った悟空の二人。


トランクスがメカフリーザとコルド大王を倒した後、ギニュー特選隊の宇宙船から悟空が出てきて再会するわけだけど。


悟空はクリリンがいることに無反応だった・・。


ポルンガが二度死んだ者を生き返らせることを、知らなかったはずなのに。




これは、どうなんだろうなあ・・。


あらかじめ、クリリンが生き返っていたことを知ってたとしか思えないんだが。




もしかしたら、界王様がクリリンが生き返ったことを知らせてくれてたのかも?


あるいは、ポルンガが説得がてら状況を説明したのかな?


悟空がヤードラット星から地球に転送されるのを拒んだ時。

その際に言ったのかもしれない。



ポルンガ
(聴こえてるか、孫悟空。お前を地球に送ろうと思うんだが準備は良いか?)


悟空
(ナメック星の神龍か? イヤだ。オラは瞬間移動を学ぶんだ)


ポルンガ
(えっ? クリリンも生き返って、奥さんや息子さんと一緒にキミを待ってるよ。帰ろうよ)


悟空
(ひゃー、クリリンのヤツ生き返れたんか! ナメック星の神龍はすげぇんだな~!!)


ポルンガ
(いやー、それほどでもないよ! さあ、みんなに会いに地球に行こうぜ!)


クズロット
(イヤだ。瞬間移動やりてぇ。そのうち自分で帰るからいいや)


ポルンガ
「・・ダメだ拒否された。そのうち自分で帰ると言っている」



(;´Д`) ・・こんなやりとりがあったとしたら悲しい。




だが・・。



ヤードラット星で人知れず「よかったな、クリリン」


って呟いてたとしたら・・。



そんな悟空とクリリンの関係も、また良いかもしれない。

力の悟空と、技のクリリン。
このタッグで名シーンなのは・・?
意外と「超サイヤ人だ孫悟空」の冒頭。

あとは、なんだろーなー。



この悟空とクリリンの二人。

ドラゴンボールZの映画「超サイヤ人だ孫悟空(タイトル詐欺)」の冒頭が印象深かった。



2人でスラッグの乗ってる惑星クルーザーをかめはめ波で狙撃するシーン。



悟空
「軌道を逸らすだけだぞ。壊しちゃダメだからな!」


クリリン
「わかってる。生命反応があるからな!」



二人の撃ったかめはめ波は途中で融合し、巨大かめはめ波となって惑星クルーザーに向かう。


まあ、超ナメック星人スラッグの気の影響か、軌道ずらしには失敗するんだけど。



「地球を守る、息ピッタリの亀仙流コンビ」



みたいな描かれ方は、ここがベストだったと思うんだが。





・・理解してくれる人いない?


(;´・ω・ `) いないか・・。




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